元外資系OLの眼鏡

カナダ人と結婚5年目。カナダ・ケベック州モントリオール郊外在住。国際結婚のリアル/海外移住生活/日々の気づきなど、のびのび更新中。

2023年コンテンツ元年

【注記(2024.1.26)】

下記のエントリは、2023年12月末に書いたものの、年末年始に体調を崩してアップできていなかった内容です。

タイムトリップしたつもりでどうぞ。

 

***********

 

クリスマスもM-1も終わり、いよいよ年の瀬。

2023年買ってよかった物エントリがSNSを賑わせる時期だ。

この1年何にお金と時間を投下し、心の充実を得られたかなと考えると、私はコンテンツだった。

具体的には、映画・小説・アニメ・ゲーム。中でも後者2つは、これまであまり触れてこなかったジャンルだっただけに、世界が広がる感覚が大きかった。

各ジャンルについて、作品を挙げて紹介したい。

①映画

『THE FIRST SLAM DUNK』

lifeisajanico.hatenadiary.jp

レビュー記事でも書いた通り、日本での公開から半年余り待った甲斐がありまくり過ぎた映画体験だった。

結局、原作を日本から取り寄せて再読し、改めて令和に読んでも違和感のないストーリーの普遍性キャラクターデザインに感嘆。リョータのツーブロックとか一周回って今っぽいし、花道をリーゼントから坊主にしたのは英断だった!

これまでもこれからも、この作品は私の好きな漫画と映画トップの座に輝き続けるだろう。

『君たちはどう生きるか』

f:id:lifeisajanico:20231228072810j:image

慎重にネタバレを避けて、ほぼ情報ゼロの状態でカナダ上映を迎えられた。

率直な感想は、悪くない。賛否両論の、否の気持ちもよく分かる寄りの賛。

先にエンディングテーマは聴いていたので、もしかしてエンドロールで日本への郷愁を感じて泣いてしまうんちゃうかと思っていたが、そんな感傷に浸る間もなく終わってしまった。

とは言え、独特の世界観にはワクワクさせられたし、宮崎駿のクリエイティビティに未だ衰えるところなしとの感想を抱いた。

普段は考察めいたことは言えないのだが、本作は受け手に委ねる部分が多かったからか、自分が抱える問題をメタファーに投影しがちであった。ネタバレを避けるとこんなふわふわした表現しかできないが、映画体験として新鮮だった。

何より、初日は郊外の映画館でも満員御礼で、改めて海外のジブリ人気を体感した。

②小説

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』

今年読んだ本でベストだし、SF小説に開眼させてくれた記念すべき作品でもある。

著者アンディ・ウィアーのデビュー作『火星の人』は、映画『オデッセイ』だけ観たことがある(「マット・デイモンがジャガイモ育てるSF」の印象)。本作もライアン・ゴズリング主演で映画化が決定しており、公開を心待ちにしている。

この作品は、悪いことは言わないからとにかくネタバレする前に早く読んでほしい。前情報一切なしで、できれば書籍の帯さえ見ずに。

一言だけ本作の魅力を語るとするなら…

SFの目的が「サイエンスの意義を伝えること」であるとするなら、この作品はその目的を大きく、美しく達成している。

③アニメ

『進撃の巨人』

スラムダンクの映画をきっかけに、近年の日本のアニメすげー!!と改めて思い知り、呪術廻戦やチェンソーマンなど最近流行っているシリーズをいくつか履修した。

特筆すべきはやはり、先日アニメ最終話が放送された『進撃の巨人』だ。

私にとってあの作品は半分ぐらいエルヴィンとリヴァイの物語だったので、「白夜」は忘れられないエピソードとなった。

また、MAPPAというアニメスタジオ自体にも関心が湧いた。

toyokeizai.net

現在の業界は、たまたま応募してきた上手い人を取り合っている状況だ。上手い絵描きが応募してくれるのを期待するのではなく、若い世代に企業側がアプローチをしていく。プロ野球やサッカーのスカウトが参考になる。自分たちで時間をかけて必要な人材を生み出せるようになりたい。

人材育成にも触れており、この辺の考え方はPrime Videoで観られるNIKEのエア・ジョーダン誕生物語『AIR』で、マット・デイモン(また…)演じる実在の人物が、新人のスカウトからビジネスの根幹を揺るがしたことに通じる。

今や日本が海外で競争力を持つ随一の産業と言っていいアニメ業界を、構造から改革してほしいなと期待を寄せている。

④ゲーム

ウィッチャー3 ワイルドハント

この夏、筋トレに加えてランニングを始めた。

ぐるぐる考えがちな性格の私にとって、軽い運動には頭を空っぽにする効果がある。

が、しかし。ケベックの冬は長く厳しい。

冬の間に何か没頭できる趣味はないかと探していたところ、スラムダンクの映画レビューがきっかけで知ったYouTuberが『ホライゾン ゼロ・ドーン』のゲーム実況を配信していた。そのストーリーやビジュアルに心惹かれ、これは没入できそうだと思った。

そこで、我が家にある(夫の)Switchで展開されている、同系統のゲームを探してみることに。

ゲームと言えば、幼少期にマリオやドンキーコングをやって以来遠ざかっていた私。FFやドラクエといったRPGは一切通って来なかった。

そんなゲーム初心者が選んだのが、『ウィッチャー3 ワイルドハント』。オープンワールド(※)RPGの洋ゲーという、難易度高そうなチョイスである。

※オープンワールド:広大な地図上で、移動の制限なく自由にプレーできるゲームデザイン。

↑初期の感想w

  • RPGの定石が分かっていない上に、特に序盤はチュートリアルの連発で脳のキャパオーバー
  • 中世が舞台なので語彙がとっつきづらい
  • ダークファンタジーなので人も街も基本的に陰鬱
  • そもそもファンタジーが得意じゃない(ハリポタもRotRも通って来なかった人種)
  • (前作未履修でもOKとは聞いていたが)やはりシリーズ物なので、知らん人名や地名が知ってる前提でバンバン出てくる
  • 英語なのが上記に輪をかけてキツい

といった理由で、心折れかけた。

もう少しだけ…と続けるうちに、主人公ゲラルトに愛着が湧き始め、"Bloody Baron"(血まみれ男爵)というサブクエストでストーリーに引き込まれた。

その後は順調にメインストーリーをクリアし、拡張パック2本を終える頃にはゲラルトロスになっていた。

原作小説あってこその、深みあるストーリー。単純な善悪で分かち難い、人間のリアリティー。人生初のRPGがこの作品で良かったと、比較対象がないくせに自信を持って言える。

ところで、『ウィッチャー3』はローカライズも秀逸だと聞く。日本における販売元のスパイク・チュンソフトで日本語版ローカライズを担当した本間覚氏が優秀すぎて、開発元のCD Projekt Redにジャパン・カントリー・マネージャーとして引き抜かれたとのこと。

さらにビジネスという視点でもう一つ。CD Projekt Redはポーランドの会社で、同国政府の国策としてゲーム業界を支援している。

automaton-media.com

日本から世界で戦えるゲームが任天堂以外から出てくるためにも、他国の事例から学ぶことは多い。

コンテンツの未来図

というわけで、私の2023年を彩ったコンテンツを紹介してきた。

物質的に満たされ、AIが仕事をしてくれるようになった時、余暇を持て余した人類が行き着く先は、コンテンツなのではないか。

その時、コアなサブカルファンではないからこその視点で、その市場を広げるアイディアを生むことができないかと企んでいる。

というわけで、良いお年を!

 

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【後半ネタバレあり】映画『THE FIRST SLAM DUNK』は俺たちのトップガン【カナダプレミア】

遂に、夢に見た映画『THE FIRST SLAM DUNK』をカナダプレミアで観てきた。

感想は一言、最高でしかない

現時点(2023年8月2日)で、日本では2023年8月末に終映予定、北米やフランスなどで7月末から順次公開中。

よってこの記事は、以下の二つのメッセージを伝えることを目的として書いている:

  • 日本在住の未見の方→とにかく今すぐ劇場へ足を運んで観て!
  • 海外在住の方→居住国で公開されるなら、ぜひ劇場へ足を運んで、日本が誇るエンタメを応援しよう!

タイトルにもある通り、前半はネタバレなし、後半はネタバレありで、この映画の推せる点を紹介していく。

なお、以降『THE FIRST SLAM DUNK』はSNS上での愛称ザファと呼ぶ。

【ネタバレなし】あなたがこの映画を観るべき3つの理由

逆に「なぜ観に行かないのか?」と考えた際に出てくる理由に回答してみたい。

①配信や円盤化を待つ

予告でも垣間見られる通り、ザファには3DCGが用いられている。

劇中には当然バスケシーンがあり、誇張抜きで本物の試合を観戦しているかのような躍動感と臨場感が実現されている。

また、ハリウッドではなく日本ならではと言うべき視覚・聴覚演出には鳥肌が立ち、息を呑んだ。

大画面・大音響で味わってこその体験を、ぜひあなたにも味わってほしい。

そもそも、本作は配信も円盤化もしない可能性すらある。

ザファを観るにあたりKindleで原作を読み直そうとして、紙の本しかないことを知り衝撃を受けた。

これは、井上雄彦先生のこだわりであることは間違いない。

その文脈から、ザファもいま劇場でしか観られない「としたら」?

だからこそ異例のロングラン上映をしているのだ「としたら」。

観ないという選択肢はないだろう。

②原作を読んでいない

ザファが最も刺さるのは、原作を昔読んでキャラや話の流れは覚えているけど、細かい部分はうっすら忘れてる人だと思う。

ただ、原作未読で鑑賞した人からも「全然大丈夫!すごく楽しめたよ!!」という感想を聞いた。

ネタバレありパートで触れるが、原作未読の人も楽しめる話の作りになっていながら、原作ファンにだけ伝わるという仕掛けが散りばめられており、とにかく全方向に愛の溢れた作品なのだ。

よって、未読の人はそのままで良いし、既読の人も読み直さずに観に行った方がいいまである。

③アニメが苦手

これに関しては、声を大にして言いたい。

そういう人にこそ推せる!!

私自身も苦手とする日本アニメの独特なノリが、ザファでは極力排除されている。

これも監督・脚本を務めた井上先生のこだわりであり、声優さんには「普通の高校生が話すように」との指示があったそうだ。

また、北米市場に乗り込んできたザファのポスターを見て、「これは萌え絵を忌避してアニメを見ない層にも受け容れられそう」だと感じた。

過剰な演出をせずともエンタメとして成立するのは、画力と技術、そして構成のなせる技だ。

ザファを観なくていい人

TVアニメ版声優陣の大ファンと、3DCGにどうしてもアレルギー反応がある人ぐらい?

それぐらい、全人類におすすめできる。少なくとも、1回観ておいて絶対に損はさせない。

 

***

 

それでは、映画を観た人に向けたネタバレ感想に入っていく。

【ネタバレあり】この時代に生きてて良かった

ここからは感情の制御が難しいため、ランダムに感動ポイントを列挙していく。

オープニングのメンバー登場シーンが…

カナダ公開まで必死にザファ情報を回避してきたのだが、鑑賞直前にうっかり例のオープニングシーンの内容ネタバレを踏んでしまった。

が!!それでもあのシーンは「ア゛ァ゛ーーーーー!!!」ってなったし、もし不意打ちであれが来たら逝ってしまってたかも知れない。

また、山王戦という情報は知っていたのだが、日本公開直後の観客はそれさえも知らずに映画が始まり、あのシーンで初めて知ることになったら………ロックすぎる

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試合シーンのスピード感

リョータのストーリーと山王戦の試合が交互に折り重なっていく構成は、それぞれの最初と最後がちゃんと繋がっていて、効果的だった。

何より試合シーンの緊張感がすごすぎて、間々で挟まれる回想シーンがなかったら、アドレナリン過多で体力が保たない。笑

実際に試合を観ているような感覚は、3DCGやモーションピクチャー等の技術はもちろん、バスケのスピードを最優先した=アニメ的な演出や必要最低限以上の説明を捨てるという、井上先生の美学によるものだろう。

神は、何を捨てるかに宿る。

お兄ちゃんミッチーというパワーワード

中1リョータと中2三井が「既に出会っていた」という、新規エピソード。

突然の爽やかお兄さんの登場に、「あれっミッチーはグレてたからロン毛のはずで、じゃぁこれはミッチーに激似の人?エッエッッ」と時系列がバグっているうちに、友達にみっちゃんと呼ばれて去っていった。

次回以降、あのキラキラお兄ちゃんミッチーが登場すると分かっていて、果たして心臓が保つだろうか。リョーちんが団地のおばさんに追い出される辺りから身構えなくては。

井上先生の推し三井説

原作では、印象的な個人エピソードがアヤちゃんぐらいだったリョータ。彼を主人公に据えたのは、とても良かった。

ゴリにもスポットライトが当たるし、木暮も随所で締めてくれる。

一方で、花道と流川ファンにとってザファは物足りなく感じるかも知れない。

そう考えると、原作でも映画でもしっかり目に描かれている三井って、井上先生にとって思い入れが強いキャラなんだろうと想像する*1。人間臭いしなぁ。

原作ファンにだけ聴こえるセリフ

鑑賞後にレビューを調べていて、あのクライマックスシーンで花道が「左手は添えるだけ…」を言ってなかったと知って驚いた。

英語字幕で観たからより明らかなはずなのに、完全に心の中であのセリフを補完していた。

他にもゴリの「このチームは最高だ…」とか、木暮の「2年間も待たせやがって…」とか、原作を読んでる人ならきっと補完してくれると信じて、セリフやナレーションを入れない。

井上先生の愛が全方向に溢れている。

北米市場におけるザファの考察

せっかく海外で鑑賞したからには、カナダで観るザファという視点も紹介したい。

ドラゴンボールやナルト、鬼滅の刃に呪術廻戦と、海外人気が高い漫画・アニメの中で、スラムダンクはそこまで知名度が高くないように思う。

ザファがアジアでも大人気と聞いても、正直カナダで上映されるとは期待していなかった。

しかし、そもそもアメリカ発祥であり、井上先生が奨学金という形で日米交流をサポートしているバスケットボール。そのスポーツを描いた、日本最高峰の漫画であるスラムダンク。

北米市場を目指していないはずがなかった。少なくとも、私はそう感じた。

ネタバレなしパートでも触れた通り、萌え絵(オタクっぽいというだけでなく、ロリコンを連想させるため日本以上に忌避する人が多い)とは対極的な、画力の高さありきのリアルな造形。

男5人のバスケ映画(もちろん山王やベンチ、他のキャラもいるけど!)という、メッセージが明確でシンプルなビジュアル。

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そう言えば劇中、彩子の「男でしょ!」というセリフが英語字幕では、確か "Show what you've got!" に置き換わっていた。こうした配慮は当然の北米市場だからこそ、近年のポリコレ路線に辟易している層がいるのも事実だ。そういう人にとっても、本作は純粋にスポーツドラマとして楽しめるだろう。

【記事タイトル回収】30〜40代にとってのトップガン

ザファ鑑賞後はあらゆる感情が押し寄せたが、そのうちの一つに既視感を覚えた。

昨年、映画『トップガン マーヴェリック』を観た時の感情だ。

未履修だった前作『トップガン』を直前に観てから劇場に行ったこともあり、親子や世代交代といった時間軸を含め楽しむことができた。

同時に、私でさえそうした見方ができるのだから、トップガンと共に年を重ねた世代にとっては感無量なんだろうなぁと思った。

漫画連載終了から26年の時を経て映画化されたスラムダンク。幼少期や多感な青春時代に原作漫画やアニメに触れてから、一緒に歳を重ねたのが今の30〜40代。

まさに俺たちのトップガンだ。

最後に〜解釈は添えるだけ〜

いろいろと語ってきたが、最後に本作のタイトル『THE FIRST SLAM DANK』の意味について、私なりの解釈を添えて終わりとしたい。

あの痺れるオープニングと、それに呼応するようなエンディングに象徴される通り、井上雄彦先生の原点であり終着点はやはり漫画なのだろう。

ザファは原作未読の人でも楽しめる映画だと述べた。

ただし、鑑賞後に原作を読むことを前提として。というのが私の意見だ。

国内外問わず、この映画でスラムダンクに触れた人が、一人でも多く原作漫画を手に取ること。

彼らにとって最初のスラムダンクであり、原作ファンにとっても再びスラムダンクに出会い直せる作品。私はそう受け取った。

主人公を変えてTHE SECOND, THIRD...を期待する声もあるようだが、私はザファが最初で最後の映画でいいし、それがいい。制作に掛かった膨大な時間と労力を考えても、ほぼ自明だろう。

 

***

 

さて私はと言うと、新装再編版全20巻を日本から取り寄せようか、本気で検討中である(『re:SOURCE』は既にポチった)。

繰り返しになるが、日本では夏の終わりの8月31日に終映予定の本作。

彼らの一瞬の夏の輝きを、劇場でその目に焼き付けない手はない。

またバスケやろうぜ!

 

 

 

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*1:と思っていたら、対談本『漫画がはじまる』の中で井上先生が「三井は当初バスケをさせる予定はなく、ただの不良キャラとして登場させたが、描いているうちに好きになっちゃった。笑」という趣旨の発言をしていて、やっぱりそうじゃんとなった。

カナダに移住して3年が経ったよ

昨年の一時帰国記事から、プツンと途切れていたこのブログ。

lifeisajanico.hatenadiary.jp

 

辞めてないよー!

 

カナダのケベック州に移住してから、3年が経った。

振り返り記事を書こうとしたら、いつもと同じようなこと(フランス語はまだまだ、将来が不安、筋トレw など)になりそうなので、私の近況について書く。親以外に誰が読みたいんだ、この記事。

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インビザラインを始めた

見える分にはそこまで歯並びが悪い方ではないと思うのだが、たぶん20代後半まで放置していた横向き親知らずの圧力により*1、所々ガタガタになっている部分がある。

歯並びとは恐ろしいもので、一度気になり始めたら不可逆的に気になり続けるパンドラの箱だ。

そういった経緯で、マウスピース歯列矯正インビザラインにお金と時間をぶち込むことにした。

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まだ始めて2週間ほどだが、今のところ痛みはほぼなく、装着中の違和感や着脱には慣れた。

食事中は外せるため、食べられる物にはほぼ制限がない。反面、24時間中20〜22時間は装着が必要なため、食事時間に大きな制限が掛かるのが最大のネック。

間食ができない(装着中に口にできるのは基本水のみ)ので強制ダイエットになるかと思いきや、食関連の楽しみが少なすぎて、飲酒量が増えてプラマイゼロな気が…涙。

心折れそうになるほど不便だが、自分で熟慮して決めたことなので頑張る。逆に、外的要因でやるには苦行すぎるので、絶対に他人の歯並びを指摘してはいけないと思った。

藤井風がゆるくキテる(私の中で)

藤井風さんにいまいちピンと来ておらず、最近の炎上?事件も知らなかった私。

このPodcastのエピソードを聴いて、パーソナリティーの二人の語り口から、なんとなく興味を持った。

『何なんw』『死ぬのがいいわ』『grace』あたりを聞いて、やっぱピンと来んなぁ…と思っていたところに『優しさ』がグッと入ってきた。『Be Alright』でガツンと揺さぶられた。

その後に最初はピンと来なかった曲を改めて聴いたら、脳内リピートされるように。まだ全ての楽曲を聴いていないので、掘り甲斐がありそう…という、一番楽しいフェーズ。

宗教信仰の件ありきで入ったことで、逆にフラットに受け取れているという、謎の現象が起きている。“神”について歌っている(らしい)歌詞も、“愛する人”と読み替えて全然違和感ない。

個人的には、自分の受け取りたいように受け取って、宇多田ヒカルの再来とも思える才能の爆発を享受したいと思う。

家族付き合いにモヤつく

最後は圧倒的に愚痴なのですが。笑

義家族は仲が良く、ファミリーディナーが多い。

私としては、クリスマスや感謝祭など大々的なディナーにはもちろん喜んで参加するが、誰かの誕生日やちょっとしたイベント毎に催される家族・親戚の集まりに毎回出席するのは、勘弁してよというのが本音だ。

それでも文化に適応する努力が大事と考え、2〜3回に1回お休みしてある親族に「あ〜ら久しぶり」と嫌味を言われつつ(ウザいので無視)、なるべく出席するようにしていた。

が、しかし。

今年のイースターの週末、ファミリーディナーが2件あると夫から告げられた。

メンバーを聞くと、うち1件は義妹の彼氏家族メインの集まりらしい。

ちょ待てよとなった私は、夫に対し「なぜ私が義家族の義家族の集まりに参加しなければならないのか」と抗議した。

そこで夫から返ってきた答えが「お母さんから来てって頼まれてるんだよ。妹が、義家族(=彼氏家族)の中で心細いって言うから」だった。

 

おいおいおいおい、ちょ待てよ。

 

義妹が(彼女にとっての)義家族との付き合いに気苦労があるのが理解できるなら、私が義家族に対して持ち得る心境を想像ぐらいできるのではっ?私とか異国に独りなんですけど??

義妹の義家族も、私の義家族も、いい人たちだ。でも、どんないい義家族でも、自分の家族と同じではない。少なくとも私にとってはそうじゃない。

幸い、と言っては何だが、前述の歯列矯正を始めたことで、ちょっとしたディナーをお休みする口実ができた。この3年間、十分努力はしてきたと思う。少なくとも義家族の義家族系の集まりには、基本的に夫単独で行ってもらうことで合意した。

たかが3年 されど3年

海外在住歴が長い方からしたら、3年なんてひよっこだと思う。

が同時に、3年住むとその土地のことってわりと分かるとも思う。特に、自分の肌に合うかといった感覚的な部分。

私もミドサーになるので、あまりフラフラしてないで、期限を決めて未来について考えなくてはいけないな。

結局いつもと同じような結論になってしまいました。笑

来年の今頃は何を考えているんだろう。

 

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*1:現在は全ての親知らずを抜歯済。

またね、ニッポン。愛してる。

日本に一時帰国していた。

コロナによる制限がやっと無くなってきたからという理由はもちろん、前回の記事でもちらっと触れた通り、「故郷は遠きにありて思うもの」なのかどうかを見極めるのも目的だった。

2週間足らずの短い日程だから、良い所しか見えないのは百も承知。一方で、生まれ育った国の悪い所は既に知っている。

それらを引っくるめて、改めて私にとって日本ほど暮らしやすい国はないと実感した。

 

日本の便利さは突き抜けている

旅先のスーパー大好き芸人の私が、イオンモールのスーパーを1時間掛けて徘徊して思ったこと。それは「日本のスーパーには無いものがない」だった。

これは日本に住んでいた時に夫御用達だったライフのワイン売り場

カナダのスーパーもデカいし品数は多いのだが、日本のスーパーに所狭しと(そして整然と!)並べられた商品のバリエーションの豊かさには、圧倒される。季節限定のお菓子、少量や個包装など多様なフォーマット展開、開けやすいキャップに保存に便利なチャック…。

日本でイノベーションが起こりにくくなったと言われて久しいが、ちょっと痒い所に手が届く商品開発やサービスにかけては、日本の右に出る国はないだろう。そして他国から来た人にとっては、その点こそがイノベーティブだと思うのだけど。

一方で、これだけ多様なニーズに応えた膨大な量の商品が全て消費されているのか?という疑問も芽生えた。

例えば、粉末ピーナッツとピーナッツペーストが売られているとする。粉末を必要としている人にとっては、ペーストは不要な商品なので売れ残ってしまう。でも原料のピーナッツしか売られていなければ、粉末派もペースト派も両方ピーナッツを買う。自宅で加工するという不便と引き換えに、売れ残りは減る。

SDGsの観点から、日本のこの便利すぎる消費社会を見直す必要があるだろう。しかし、多少不便になったとしても他を寄せ付けないほどに、日本の便利さは群を抜いている。

 

食べ物が美味しくて安い

日本もインフレの影響が大きいとは言え、米国やカナダの物価上昇率7〜8%に対し2〜3%という点は事実。

何より、多少価格が上がっても、日本は支払った価値に見合う(あるいはそれ以上の)商品が出てくるというのが感動的。

本当はスシローもサイゼもロイホもラーメン屋も行きたかったけど、限られた日数と時差ボケで本調子でない胃腸に制限されて、毎日の食事を断腸の思いで取捨選択。中でもPodcast『OVER THE SUN』EP. 76 のひとり飯回で取り上げられていて、ずっと行きたかったしゃぶ葉のラーーーンチ!!!

ネコちゃんロボットが運んできてくれたお肉

いいお肉のコース(食べ放題!)を頼んでも、サラダバーやソフトクリームにワッフルバーを入れて2,000円ちょい。ラーメン1杯$20の世界線から来たら、天国でしかない。

あと中田あっちゃんのYouTubeで見て気になっていた、経営再建に取り組む築地本願寺のカフェで朝ごはん。この小皿でいろいろ(そしてどれも美味しい!)出てくるのも、日本ならではですよね〜。

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関西文化圏で育ったからか、出汁の効いた味に絶大な安心感を抱く。唯一心残りなのが、日本橋で見掛けた「だし場(BAR)」というお店で食事ができなかったこと。めんつゆ等で有名なにんべんが展開しているんですね。次回は胃腸を万全にして是非お邪魔したい!

www.ninben.co.jp

 

人々のマナーの良さ

聞いてはいたけれど、マジで日本人みんなマスクしてる…!!と思った。

屋外でもマスクを着用している人がほとんどで、外している人も顎に付けた状態で「いつでも着用できるモード」だったり、レストランで着席後も料理が来て飲食するまで外さなかったり…。

と、マスクに関しては逆カルチャーショックを感じたが、人々の平均的なマナーや衛生観念のレベルの高さには、改めて頭が下がる。イノベーションは(以下略)だが、日本の教育の優れた点は確かに存在する。

東京に20年近く住んでカナダへの帰国を決めた知人は、日本の便利さや接客の均質性が「ロボットみたいで人間味を感じない」と話す。また海外に長く暮らしている日本人の中には、日本社会の生きづらさが、こうした利便性を上回るという人も多いのではないだろうか。

私も同調圧力や政治の閉塞感を嫌いつつも、日本社会に適応し、受けてきた恩恵の方が大きいのだ。

 

ニッポン、アイラブユー

冒頭に述べた課題の答えは、「遠きにありて思う故郷はカナダなんだろうなぁ…」だった。つまり、実際に暮らすのは日本がいい。

私の場合、夫も同じように考えているのが本当にラッキーなことだ(もちろん彼も自身の家族や友人のことは恋しいけれど)。基本的に国際結婚は、どちらかが母国を諦めなければいけない運命だから。

そもそも、選択肢があるというのがどれだけ恵まれたことか。移民向けフランス語学校のシリア人のクラスメートたちには、母国に帰るという選択はない。

未来をどちらの国で過ごそうと、こんなにも生まれ育った国の素晴らしさを心から信じられるようになっただけで、海外移住は価値のある経験だと言える。

ちなみに、成田空港に降り立った瞬間、醤油の匂いはせず。普通に飛行機とビルの匂いだった。

日本最後の食事はすき焼き月見バーガー。塩辛めだったかな?

 

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【断捨離】カナダで久しぶりにスパークジョイして未来のことを考えた【ミニマリスト】

先日、久々に使おうと取り出したカバンにカビが生えていた。

高温多湿な日本の夏でさえ、持ち物をカビさせたことなんてないのに。

湿気の低いカナダでこんなことになるなんて、ショックだった。

 

数年ぶりの断捨離

一緒に収納していた物も全て引っ張り出したところ、元凶が見つかった。

引き出しの内装にも及んでいたのだが、幸い完全に拭き取れる素材だった。

カビは免れても、匂いが移ってしまっているので、洗える物は丸洗いして天日干し。

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雑多に詰め込んでいたカバンの中には、日本では気に入っていたから持ってきたけど、カナダのライフスタイルでは今もこれからも使わないであろう物がいくつかあった。

そもそも、使わずに仕舞い込んであるからカビに気づかなかった訳で、管理できる量をオーバーしていると感じた。

それは服に関しても同じで、着ると明らかにテンションが下がる服がいくつもあった。

これは、数年ぶりに断捨離をすべき時だと思った。

今やスパークジョイでグローバルに活躍し、ネットミームにもなっているこんまりさんの断捨離法。まずは今持っている服を全て並べてみた。

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服、服、服。

カナダに移住する時に相当モノの数を絞ったはずなのに、いつの間にこんなに増えたんだろう。

呆然としつつ、まずは迷わずクローゼットに戻す服を選んだ。

「カナダでのライフスタイル」と前述したが、日本で外資系OLをやっていた時と比べて、格段にカジュアルになった。

そんな今の私が服を選ぶ基準は、次の3つ。

  1. 洗濯機で洗える
  2. 気兼ねなく着られる価格
  3. 定番のデザイン

これらが意味するところ、それは気を遣わず着られて、ボロくなってきたらいつでも買い替えられること。つまり、ユニクロ最高。

逆に、今回手放した服のほとんどは要クリーニング、そこそこ高くて気を遣う、派手な色・柄という共通点あり。

ファッションにデザイン性や自己表現を求めていないこともよく分かった。ここだけは極めて他者視点本位で、清潔感と似合っていることが最重要。骨格診断を開発した人は神。骨格ストレートなので、つまりユニクロ最高。

 

クローゼットを片付けたら

今回の断捨離では、1.5軍の服も手放さず様子を見ることにしたが、それでも圧倒的にスッキリした。

Tシャツもすべて、MAWAハンガーに掛かる分だけ。

毎朝、どの服を着ても気分がいい。シンプルなデザインばかりなので、迷わない。

最近インスタでミニマリストの投稿をよく見ていたこともあり、一気に断捨離への意欲が湧いてきた。

ミニマリストと言うと、何もない部屋にマットレスだけ置いてあるような、ストイックなイメージが浮かぶ。

日本のマンションを引き払った時のミニマリストごっこ

でも私が好きで憧れている暮らしは、ゆるミニマリストやシンプルライフといったキーワードで出会えることが多い。

必要最低限のモノが置かれた清潔感のある部屋に、観葉植物やアロマディフューザーなど、生活を豊かにしてくれる「余計なモノ」が少しある暮らし。

こうしたミニマルライフやシンプルライフは、やはり住居スペースに限りのある(東京を中心とした)日本との相性が良いと思う。

土地が広く経済発展している北米では、家も収納もスペースがあり、放っておけばマキシマリスト化しやすい土壌がある。

ここカナダでミニマリストをやるには、相当の意志と生活のデザイン力が必要だ。

ただでさえ、チーズフォンデュセットや電動ボトルオープナー、アジアンテイストの爪楊枝入れなどを与えてくれようとする義理の家族からのオファーをかわすだけでも大変だから。笑

 

ここにいる理由

そんな風に理想の暮らしを考えていたら、「はて、なんでカナダにいるんだっけ…?」となってきた。

いや、今に始まったわけじゃない。ここ最近ずっと考えていることだ。さすが、ふんわりとした理由で移住しただけあって、撤退を検討し始めるのも光の速さ。

日本に再度移住するという可能性を現実的に見据えた上で、今度一時帰国をする。短い日程だが、日本成分をめいっぱい吸収すれば、一旦「まぁもう少しカナダで頑張ってみるか」と思うのか。それとも、さらに日本への想いが加速するのか。

今年の日本の夏は猛暑と大雨に見舞われたようですが、盆を過ぎて少しは落ち着いてきているでしょうか。

コロナ禍ぶりの日本、よく聞く「成田 or 羽田に降り立った瞬間に醤油の匂いがする」という都市伝説は本当なのか。自分の鼻で確かめるのを楽しみにしている。

 

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【ネタバレあり】アクションもヒーローも無関心の私がマーベル23作品を1ヶ月で制覇【MCU】

久方ぶりの更新。

7月も終盤ですが、6月はマーベルに捧げていました。

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズの「インフィニティ・サーガ」と呼ばれるフェーズ1〜3の全23作品を一気見する、通称MCUマラソンを、1ヶ月で完走するプロジェクト。

結果として、前倒しの23日間でフィニッシュし、まんまと「MCUを知る前には戻れない…!」となったのであった。

 

なお本記事は、MCUシリーズのインフィニティ・サーガについてネタバレを含むため、未見の方はご注意を。

 

 

 

私のマーベル遍歴(?)

前提として、私はマーベル作品どころかヒーロー物に興味がなく、映画のジャンルにおいてもアクションとSFはほぼ観てこなかった。

ただしMCU作品の中で『ブラック・パンサー』だけ、チケットを頂いて謎に劇場で鑑賞していた。

そんな私がなぜMCUマラソンに挑戦しようと思ったかと言うと、冒頭のツイートでも触れたPodcast『ジンきとぽてこの、話せばわかる』がきっかけだった。

↑案の定(?)この筋トレ回がきっかけで、関西弁のお二人の丁度良いキレキレトークにハマり過去回を遡って聞いている番組。

比較的最近のエピソードでネタバレありアベンジャーズ回×2があり、どうしてもそれが聞きたくて、ほなMCUマラソンしよか!となった次第。マーベルへの興味ゼロだったところからこの行動力を焚き付けてくれた、エグい求心力。

インフィニティ・サーガ23作品を一気見した感想

マーベルすごい!

アメリカすごい!!

アベンジャーズ日本公開時のキャッチコピー「日本よ、これが映画だ。」は、洋画の日本プロモーションダサくなりがち問題において、秀逸だったと思う。

マルチバースの概念自体は何となく知っていたが、短期間で一気見することで各キャラクターや世界観に対する愛着が凝縮し、没入感が一層増した。

さらにカナダ人夫がMCUはもちろん、マーベルやDCのアメコミも網羅しているので、初見では気付かないような小ネタや伏線をいい塩梅で教えてくれたおかげで、何倍も楽しめた。

個人的にお気に入りネタはこの2つ。

  1. アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン冒頭打ち上げパーティー(?)の、ソーのハンマーを持ち上げよう選手権で、キャプテン・アメリカがちょっとだけ動かしそうになった時のソーの表情に爆笑
    →エンドゲームでキャプが使いこなすという伏線回収!
  2. エンドゲーム終盤MCUオールスターが集結するシーンで、ファルコンが「左を見ろ」とキャプテン・アメリカに言うシーン
    →英語では"On your left."で、スティーブがサムをジョギングで追い越す時の台詞という粋で泣ける伏線回収!!

My Best MCU作品

個人的に一番好きなヒーローは、最初から最後までアイアンマン

MCUシリーズの記念すべき1作目『アイアンマン』は、生涯ベスト映画ランキングに入るほど好き。

MCUはもちろんマーベルスタジオとしても命運をかけた作品であったということ、そしてロバート・ダウニー・Jr. (RDJ)という(今となってはこの人以外にあり得ない)役者を抜擢したジョン・ファブロー監督の情熱と慧眼、そのRDJ自身の過去と重なる部分もあってか、演技とは思えないほどのトニー・スタークというキャラクターの人間臭い魅力。

好きすぎてマラソン完走後にもう一度観たが、それでも古さを感じさせないのは、緩急(とユーモア)のバランスが取れた無駄のない筋肉質な脚本の力が大きい。衝撃のラストに呆気に取られたまま、トニーらしいロックミュージックとともにエンドロールに突入した初見の感覚は、今でも忘れられない。

原点にして頂点と呼ぶにふさわしい作品だった。

ありがとうMCU

アイアンマンを筆頭に、キャラクターの魅力とストーリーの作り込みが、私のヒーロー物に対する偏見を解いてくれた。

夫もそうだが、欧米の人はやはり老若男女問わず、マーベルやアメコミを通ってきている人が多い。日本人にとってのジブリのようなものかな。よって有名どころのキャラやストーリーを押さえていることで、日常会話でも引用が理解できたり、良い潤滑剤になったりする。

だんだんと自分の好みが明確になってくるのは、歳を重ねることの美点の一つ。一方で、予想もしていなかったところに好きの種を見つけることは、それと同等かそれ以上に楽しくて心の栄養になるのだ。

(日本ほどではないにしろ)ジメジメしてイベントも少ない6月を、ワクワクとドキドキで埋め尽くしてくれたMCUマラソン、そしてインターネットでの出会いに感謝している。

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移住から2年、細く長く筋トレ続けてるよ

移住から2年が経ち、いろいろ振り返ってみようとしたのだけど、どうしても闇深い文章になってしまう(↑は上島竜兵さんの突然の訃報に触れてのツイートだったこともあり)。

心のバランスが崩れかけていた時に、私を救ってくれたのはやはり筋トレ、広義には運動だった。やはり筋トレが最強のソリューション

また筋トレ筋トレ言ってるよ…と思われるかも知れないが、(タイトル通り)ずっとコンスタントに続けられているわけではないし、今も大したことはしていない。でも体を動かすことが心に与えるプラスの作用をあらためて確信したので、今後落ち込んだり精神的に不安になったりした時には、ぜひ思い出してもらえたら嬉しい。

 

筋トレフィーバーアゲイン

カナダ移住前にパーソナルトレーニングで筋トレに開眼したことは、ブログやnoteで書いてきた:

note.com

移住とコロナ禍が重なってしまったこともあり、カナダに来てからはもっぱら宅トレ。

強制力がなければ人は易きに流れるもので、気分次第でやったりやらなかったりの2年間だったが、最近また筋トレ熱が再燃中。きっかけはいくつかあるので、全てご紹介しよう(エッヘン)。

 

何でもいいから体を動かす

ケベックの雪深く、そして長い冬の間に凝り固まった体をとにかく動かさないとヤバいことになりそうで、数年ぶりにボーリングをしに行った。

思ってた5倍の筋肉痛に見舞われ、思い浮かんだ言葉が年寄りの冷や水

が、これをきっかけに「体を動かすこと」に対するハードルが下がった。暖かくなってからはゴルフの打ちっ放しにも行き、ケベックの夏を楽しむ心持ちになってきた!

MR時代に練習した基礎は半分ぐらい忘れてた

ポケGOにハマる2022年春

軽い運動という意味で大きいのが、(移住直後に始めて放置していた)ポケモンGOを再開したこと。ランチ後など、会社の周りでひたすらポケモンを狩っている。

これまでゲーム時間はトゥーンブラスト廃人だったのが、ウォーキングを兼ねたポケモンGOに置き換わった。ただし冬は寒すぎて、外でポケGOは厳しいのがネック :(

ちなみに義母とフレンドになって感じたのが、毎日ギフトを送り合うことで、必然的に安否確認になるということ。親にも勧めようかな…。

 

マクロ栄養素を意識した食事

日本でパーソナルトレーニングに通っていた時は、減量目的ではなかったので、そこまで食事に気を付けていなかった。

が、しかし。カナダに来て脂質・糖質過多の食事が増えた結果、見事にお腹周りがぷよぷよしてきた。

シックスパックじゃなくていいから、お腹にうっすら縦線が入った状態はキープしたい。運動部時代の貯筋のお陰で、20代は揚げ物に白米食べても代謝できていたけれど、分かってる。ここからは糖質を減らさないと、お腹にうす線は維持できないことを。

PFC(タンパク質・脂質・炭水化物)バランス計算ツールによると、私にとって理想的な1日のマクロ栄養素摂取量はざっくり(←重要)こんな感じ。

  • タンパク質:70g
  • 脂質:40g
  • 炭水化物:250g

 

………イメージしづらい。

 

そんな中、こちらのPodcastでYukaさんがパーソナルトレーナーに受けたというマクロ管理法が、とても分かりやすかった(44:00頃〜の内容):

anchor.fm

手のひらのサイズぐらいのタンパク質、片手にこんもり乗るぐらいの炭水化物、拳1つ分ぐらいの野菜、親指1本分ぐらいの脂質が、1食分の(栄養)予算。

もちろん個人差はあるし厳密ではないが、何も気にしていなかったところからこうして意識するだけで、かなり食事の内容は変わる。

私もとりあえずこの簡易マクロ管理法を数ヶ月続けてみて、体の変化を観察したい。

 

ミールプレップ弁当

これも食事に関して。

ここ数ヶ月、週末に1週間分のランチをまとめて作り1食分ずつ冷凍しておくミールプレップを、無理なく続けられている。

ミールプレップ界には、ワークアウトに時間を割くため効率重視の筋トレ民が多く、自然と筋トレ飯が多くなる。

大体下記のメニューをローテしていて、今のところ特に飽きは来ない。

  • ハニーマスタードチキン
  • ヤンニョムチキン
  • 焼き鮭と卵焼き
  • 鶏肉の甘酢炒め

プロッコリー or アスパラガス、雑穀ごはんと一緒にタッパーに詰めて完成!

f:id:lifeisajanico:20220522104106j:image

マッスルランチさんのYouTubeを参考にしていて、鶏むね肉×冷凍でもパサパサせず美味しいよ↓


www.youtube.com

 

最大の味方

もう一つ、下火気味だった筋トレ熱の着火剤となったもの。それは、過去の自分が書いた文章やツイートだった。

誰にも読まれない頃からゆるーーーく続けているこのブログも、一人でもいいから届けばいいいと思って書いてきたけれど、未来の自分という読者には絶対に届く。今日の記事も同じ。

中でも現在の私に響いたツイート(引用リツイートなのだけど!!)をご紹介して、結びとしたい。

筋トレ、それは未来への希望なのである。

 

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