ある夜の不思議体験
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↑花金で友達と飲んだ帰り、ちょっと不思議な体験をしたのでシェアします。
夜遅くなる時はたいてい夫に迎えに来てもらうのですが、この日もいつも通り「何時何分に着くよー迎えに来てくれる?」とテキストしたらオッケー!と返事があり、安心して電車で一眠りしました。
あやうく寝過ごしそうになりながら自宅最寄駅で降りると、いつものように改札に愛しの夫が。
……
夫とモチが。
モチとは
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↑こちらの記事等で登場した、我が家のアイドル兼シンボル兼癒しの存在。それが、白くてモチモチしているモチです。世間一般ではコリラックマと呼ばれているようです。
改札外で私を待っていたのは、夫とモチでした。
こんな感じで、駅の風景に馴染む夫とモチ。
この瞬間の私の気持ちを想像していただければ察しがつくかと思うのですが、花金に気の置けない友達とわりと気持ち良く飲んだ夜の酔いは吹き飛びました。
まず私がしたことは、深呼吸をして、満面の笑みをたたえ彼に歩み寄ること。
「迎えに来てくれてありがとう!うれしいわ!!
…モチも!」
白くてモチモチしたやつに話題の照準があたりました。そこで一瞬の隙を逃さず私は聞きました。
「なんでモチがここにいるの?(*^o^*)」
夫と私の対峙
ストレートな問い掛けに対し、夫は一ミリの迷いもない様子でこう答えました。
「モチが来たいって言ったからさ!」
ここで一点、クリアにしておきたいと思います。
夫はとても常識的な人で、カナダ・日本問わず誰とでも友好的な関係を築き、気の利いたジョークやウィットに富んだ発言で周囲の人間を笑わせてくれる人です。
そんな彼が「モチが来たいと言ったから一緒に来た」と言った時、彼は素面に見えて今夜けっこう飲んだのかも知れないと思いました。
あるいは、昨日のお弁当に何か悪いものが入っていたのかも知れない。記憶を辿りながら勝手に申し訳なく思っていた私に、追い討ちをかけるように彼は言いました。
「僕はモチに、家に居なさいって言ったんだ。でもモチが、今夜はどうしても外に出たい!って聞かなかったんだ。」
冷静なパニック
愛する夫を傷付けないように、私はまず笑いました。AHAHA!
そして一生懸命考えました。彼がモチを携えて駅までやって来て、金曜夜の人の往来の中私を待っていた理由を。
最初に浮かんだ最有力候補は、何かの拍子でズボンに穴が開いてしまい、それをモチで隠してきたという理由。しかしその推測は、帰り道で彼が何の躊躇いもなくモチを逆サイドに持ち換えたことで否定されました。
結局その理由は、家に帰っても、そして今に至るまで謎に包まれたままです。
多分それは
でも、ふと気付いたんです。理由なんてないんだと。
彼はただ私を喜ばせたかったんだ、と。
さらに思いました。それが愛ってやつなんだと。
サンボマスターの歌が聞こえてきそうです。
もしいつか誰かに「愛って何ですか?」と聞かれたら、この花金夜のことを話そう。きっと誰も分かってくれないけれど。
駄文をお読みいただきありがとうございました。
おまけ
このエピソードは、夫の了承を得て全世界配信しています。
最初この絵を描いていたら↓
「えー誰そのメキシカン!それに僕の髪は茶色じゃないしー」とダメ出しを食らいました。
日本人的な“肌色”はワールドワイドでは通用しないんだと、勉強になりました orz
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