高校で1年間カナダに留学してました。
と言うと、
「国際コースとかある高校行ってたのー?」とか
「親御さんとかも英語話せるのー?」とか
はっきりとは言わずとも「まぁまぁお金持ちで娘を高校留学させる位には意識高い家庭で育ったのね」的な視線を向けられることがありますが、
それは違います。
まず私は地方の公立高校出身で、留学をする人なぞ学年に一人もいませんでした。
次に私の家系に関して、家族・親戚に語学や留学に関心のある者は皆無に等しく、グローバルな価値観に触れる環境には程遠かったと言えます。
ではそんな環境でなぜ私が英語・留学に関心を持ったかと言うと、
TVで宇多田ヒカルさんが英語を話しているのを見て「私もこうなりたい!!」と強烈に思ったからです。
その番組はうたばんだったのですが、さすが21世紀。動画がありました!
宇多田光 Utada Hikaru - 中居正広 / 石橋貴明 / 宇多田光,爆笑一刻。
一番最初の"Well,〜"で始まるやつです!
【追記 (2018.10)】
動画が無効になっているので、気になる方はググってみて下さい。他にも英語話してるシーンありました(´∀`)ノ
いま見るとそう大したことは言っていないんですが(失礼)、当時は本当に稲妻走ったかという衝撃でした。日本人の顔をしてここまで本場の英語を話す人を、私は見たことがなかった。
もちろん宇多田さんはNY生まれのバイリンガルだからですが、
当時15歳の私。さすが若気の至りです。
(英語も留学も無縁の片田舎で生まれ育った)私でも、アメリカに移住すればこれぐらい喋れるようになる!!
とルフィもびっくりのポジティブアファメーションにより、海外移住wを決意するのです。
と言うものの
ハテ、移住って何から始めればいいの??( ´_ゝ`)
となり、インターネットでぽちぽちと調べてみました。
調べるうちに、移住となるとビザやら国籍やら何やら問題となりそうな点がわんさか出てきました。住む部屋だって、どうやって探すんだ…
途方に暮れながらさらに調べ続けたところ、交換留学という制度があることを発見しました。
これなら、高校生でも(中学生でも行こうと思えば)海外に1〜数年滞在することができる。さらにホームステイという制度もあり、現地の家庭に住まわせてもらいながら現地の学校に通うことができる!
Yes!! これだ!
とソッコーで留学斡旋団体というやつを検索しまくり、そこが開催する留学説明会とやらに予約を入れました。
これは10年程前の話ですが(Time flies...)当時であっても都会であれば、留学や国際交流についてもっと情報が入ってきたのではと思います。
ですが何度もお伝えしている通り、片田舎の女子中学生には
交換留学って何!?ホームステイって!??と、まさに未知の世界でした。
ちなみにこの留学説明会というのもその会社の支店があるような場所、つまり最寄りの大都市まで高速バスで出掛けていくような、それ自体が私にとって冒険でした。
しかし人は、あまりに未知すぎるものに対しては不安よりもアドレナリンが勝るものです。説明会に参加し、私は「絶対に留学する」と決意を新たにしました。
しかしここで最大の問題が発生。
なんとここまでのプロセス、両親に一切相談なし。
つまり、資金繰りについてはノープラン。
さて、どうする!?
長くなるので、つづく↓