素敵なレストランで食事の待ち合わせをしていて、立ち寄り先で時間を取られて到着がギリギリになりそうで、焦ったからかいつも乗ってる駅で反対方面の電車に乗ってしまった。
ただでさえギリギリだったから、当然大幅に遅れることになり、お相手の方に平謝り。
だけど、彼女は心から笑って大丈夫だと伝えてくれた。
その時、あぁ私は世界に許されてるんだなぁと思った。大袈裟ですが。笑
というのも、普段の私は必ず5, 10分前に着いて、相手を待つことが多い。それは、今回のように何かあっても間に合うようにだし、そうでなくても焦るのが好きじゃないから。
自分の好きでやってることだから、たいてい後から来る待ち合わせの相手に不満を持つことはもちろん無い。
と思っていたけれど、
もし私が今回の彼女の立場で、私からの連絡を聞いて(いくつかのミスが重なり、素敵なレストランなのに大幅に遅れる)全くイラっとしないかと言われると、ちょっと自信無いことに気づいてしまい…。
それはもう一言で言えば、私の心の狭さだと思う。
時間どおり予定どおり物事が進むのはもちろん気持ちいいですが、そういう時間軸で生きていない人の方がひょっとしたら大多数。
「そちら側」の行為を、今回の彼女のように、大きな心で笑って許せるようになるには、まずは自分自身がもっと人に迷惑を掛けてみたり、困らせてしまうことをしてみることで初めて分かるのかも知れない。
心屋仁之助さんとかが言ってる、ゲスい女がモテるとか人たらしが世に出るとかって、そういうことなのかな。
「人に迷惑を掛けよう!」ってかなり語弊がありますが、真面目な人には(私のように…笑)これぐらいのレトリックでちょうどいいというか、これぐらい言わないと出来ないんですね。「他人も自分も赦す」ということが。
もっと世界と他人と自分を信じて、頼ってみる。そんな2017年春になりそうです!
P.S. タイトルは、JRスキーの広告ポスター「ぜんぶ雪のせいだ。」から。
そもそも今回ボーッとしていろいろミスったのも、ぜんぶ春のせい。笑