カナダで彼の親友の結婚式に出席しました。
海外で行ういわゆるリゾ婚ではなく「外国人が行う結婚式」に参加するのが初めてだったので、一般的な日本での結婚式との違いや(意外と)変わらない点など、お伝えできればと思います。
まずは教会で結婚式
指輪交換、立会人の署名、誓いのキス etc. 基本的な進め方は日本と同じですが、やはり宗教的にガチなところもあるため、写真撮りませんでした(現地の方々はスマホでガンガン撮っていましたが)。「アーメン」と皆が十字を切る場面では、キリスト教徒じゃ無いしなぁ…と思い何もせず突っ立ってました。笑
その他印象に残った点:
- 教会が広いので、バージンロードが長い!
- 花嫁に先立ち、ブライズメイドたちが入場する(新婦の顔を知らなかったので、一人目のブライズメイドが花嫁かと思った私)
- 花嫁は、父親だけでなく両親と腕を組んで入場
- 神父や新郎新婦がわりとふざける(「誓いますか?」に対して新郎「……誓います?」と迷うフリなどw)
パーティー会場にて披露宴
映画の影響か勝手にガーデンパーティーをイメージしていたのですが、披露宴(日本の二次会に近い雰囲気)はホテルのようなパーティー会場で。
開始時刻から30分以上経ってからパーティースタート。笑
改めて新郎新婦入場→お料理がサーブされる→両親や友人からのスピーチなど、大まかな流れは同じですが、日本との差を感じたのはとにかくノリの違い。
日本では結婚式・披露宴が終わって二次会・三次会あたりから家族・親戚がいなくなり、友人や同僚だけになってからちょっと悪ノリだったり砕けた雰囲気になったりしませんか?
少なくとも式と披露宴は、特に新郎新婦の親御さんにとっても晴れ舞台というか、子育ての集大成とも言うべき記念の場なので、そこで(酔っ払った)友人や遠縁のオジさんとかがふざけたりやり過ぎたりすると眉を顰められる感があります。
それに対して今回出席したカナダの結婚式では、若いのはもちろんオジさん・オバさんも(むしろ彼らの方が?!)はしゃいでるのが印象的でした。
招待客交えてのゲームもかなり際どいものもあり、思わず新郎新婦の家族テーブルに目を遣ったら超盛り上ってました。笑
Born to Dance
こちらの記事でも予想していた通り、パーティーの後半は会場がball(ダンス会場)と化し、踊る!とにかく踊る!!
高校留学時代にクリスマスやプロムなど折に触れてダンスパーティーがあり、欧米人がダンスに慣れているのは承知の上。でもよく見ると現地の方々も、踊っては休みまた踊ってと、さすがに休憩を挟んでいました。当然ながら、ダンスが好きでない欧米人もたくさんいます(彼もあまり好きでは無いらしい…)。私は実は昔ストリートダンスをかじっていたので、結構楽しんじゃいました♪
そんな中、ブライズメイドたちは普段からパリピなのか、本当に踊り続けていて尊敬しました!あと中南米系のバックグラウンドと思われる女性も、血が騒ぐぜ!という感じで踊ってる姿がとてもカッコよかったです。
我々は日付が変わる頃にお暇しましたが、基本的にオールナイトで続くそうです。すごいわ。。。
初カナダの結婚式を体験して
全体的な感想として浮かんだのは「大人も子供も羽目を外してはしゃいでいるのが楽しそう」でした。
先に述べた、日本の結婚式に対する姿勢(新郎新婦やその家族にとっての檜舞台である)による厳かさや神妙な感動も、もちろん素敵で良いものです。
一方で、カナダでは
- 大人になったから
- 結婚したから
- 親になったから
- (以下略)
といった理由で突然「ちゃんとする」ことや「羽目を外すことが許されなくなる」ことは、少なくとも日本より無さそうだなぁという肌感覚がありました。
決して、どちらが良い・悪いと判断することはできません。「ちゃんとした」人々の存在は、社会を安心で安全なものにしてくれる。だけど、これから結婚や出産、育児といった人生のイベントが眼前に広がっているいち20代後半女性として、いつまでもあなたはあなたらしく人生を楽しんでいいんだよと言われているような気がしたカナダの結婚式でした。
おまけ
ケーキカット→お互いに食べさせっこという日本での十八番の代わり?に、カナダの結婚式の定番は「目隠し&後ろ手に縛られた新郎が、新婦のスカートに頭を突っ込みガーターを加えて脱がせる」というパフォーマンス。海外映画好きな方なんかは見たことありますか?知らなかった私は、最初衝撃でした!笑
ちなみに新婦からのブーケトスの後、新郎からこのガーターを投げるのも伝統だそう :D