最近夫に「今うちにあるコーヒーメーカーだと2杯〜しか作れないけど、もし1杯ずつ作れたら良いと思う?」と聞かれて(夫はコーヒーを飲まない)、これもしかしてクリスマスプレゼントにネスプレッソ来るんじゃね?と薄々勘付いてはいた。
が!
まさかの上位機種キター!!
義母から!メルシーボク、ベルママン!!!
Nespresso VERTUOとは
日本では2020年発売ヴァーチュオネクストの最大の特徴は、ずばりマグカップサイズのコーヒーが淹れられること。
使ったことがある人ならご存知の通り、ネスプレッソオリジナル機種の抽出量はエスプレッソ(40ml)かルンゴ(110ml)のどちらか。※スタバのショートサイズが240ml
前職のオフィスにあったネスプレッソでは、上司が悠然とカプセルを2個使って倍量淹れるという裏技を行使していた。笑
しかし家庭用としてはランニングコストが高くつくのに加えて、かなり濃い目なので毎日飲むには胃腸が心配だ。
もう一つの裏技として、任意の量で淹れた後にカプセル無しで再度抽出ボタンを押せば熱湯だけが出るので、エスプレッソを薄めたアメリカーノを作ることができる。
ヴァーチュオでは、この作業を自動で美味しくできるのだ。
機能:ボタン一つでバリスタ召喚
以上の経緯から、ヴァーチュオではマグサイズ(230ml)の抽出量を最大の需要として想定しているようで、カプセルもマグサイズの種類が一番多い。
他にもグランルンゴ(150ml)やアルト(414ml)*1など計5種類の抽出量があり、カプセルの形状もオリジナルと異なる。
本体のボタンはシンプルに1つだけ。
ではどうやって抽出量を変えるかというと、カプセルに付いているバーコードを読み取り自動で水の量、蒸らし時間、温度など全て調整してくれるのだ。
このヴァーチュオネクスト機種はBluetooth接続機能があるのだが、スマホで遠隔操作や予約設定などは特にできない。笑
が、ユーザーにとってはこの全自動で美味しいコーヒーがボタン一つでできることの方がよっぽど価値がある。誰かがレビューで「家に常駐のバリスタがいるのと同じ」と書いていて、言い得て妙だ。
味:ネスプレッソの良さそのままのホットコーヒー
さて肝心の味については、間違いなく美味しい。
エスプレッソの奥深いアロマ、芳醇な味わい、そして空気を含みふわふわかつきめ細かいクレマ。
これらネスプレッソの良さを保存したまま、ドリップコーヒーのような濃さと量で飲めるのが、ヴァーチュオの真価と言える。
ドリップコーヒーだと最後の方は薄く感じてしまいがちだが、ヴァーチュオで淹れたマグサイズは冷めても最後までしっかりと味がした。むしろ、深煎りのコーヒーが好きな私にとっても濃い目なほど。
そんなわけで、基本ブラック派なのだが、年末のディナー続きで疲れた胃腸を労わるためにもカフェラテを作ってみるなどしている。
公式レシピのリヴァーソインテンソ、少量の牛乳にエスプレッソを淹れるだけというシンプルさだが、コクがあり美味しい。牛乳を切らしていたのでオートミルクを使ったのも良いのかも。
カプチーノやマキアートも作れるよう、まんまとエアロチーノも欲しくなっている。
コスパ:頻度と味へのこだわりで判断
ランニングコストとしては、1杯あたり100円前後。
コンビニコーヒーと変わらないが、スタバなどカフェで買っている人ならコスパが良い。何しろ喫茶店並みに美味しいので。
挽いた豆を買ってコーヒーメーカーで淹れていた私としては、高くはつくが味は圧倒的に良いので満足。
ちなみにカナダで日本のコンビニコーヒーの価格と質を手に入れるのは不可能なので、ネスプレッソという選択肢はさらに価値がある。
結論:最高のプレゼント
仕事で出社する時はタンブラーでコーヒーを持っていくため、エスプレッソサイズだけでなくマグサイズでも作れるヴァーチュオはまさに私の需要にぴったりのモデルだ。
また上位機種としてミルクフォーマーが付いているラティシマシリーズもあるが、こちらはあまり興味がない。まず高いし、ミルクを扱う部分の手入れがどうしても水だけの場合より気を遣いそう。前述の通りミルクフォーム需要に対しては、独立した機能として、手入れの簡単そうなエアロチーノで応えるだろう。
それでも、もし自分で買うとしたらオリジナルネスプレッソを買って、アメリカーノやカフェラテでかさ増しするコーヒーライフを選んでいたと思う。そもそも、今までヴァーチュオの機能どころか存在すら知らなかった。
つまり自分ではなかなか買わないけどあったらめちゃくちゃ嬉しい物という、プレゼントの黄金ルールにどんぴしゃのクリプレを選んでくれた義母のセンス、最高。
また義母は何気にスマート家電が好きなのか、夫や私などより使いこなしているクチだ。ヴァーチュオの「バーコードで全自動抽出」みたいな、ちょっとしたテクノロジーが生活を豊かにしてくれる感覚は使ってみないと分からないので、良い気付きとなった。
日本からやって来た義理の娘にも家族として愛情を注いでくれる家族に感謝しながら、豊かなコーヒーライフを楽しむ。
*1:アルトはさらに大容量のカラフェ(535ml)サイズに順次移行中のようだが、その点について面白い考察を見掛けた:
ネスプレッソ ヴァーチュオ カラフェとカラフェ・プアオーバー・スタイルを販売初日に購入して早速試してみた感想・レビュー | 港区ブログ