私のこの、他人に指示されるのが異常に嫌いな性質は何なんだろう…?🤔
— Casey@外資系OLの眼鏡 (@lifeisajanico) 2018年10月16日
こちらの記事でも触れた通り、自分がされて嫌なことは人にもしないというポリシーがわりと強くあるので、他人に対しても指示や命令、あと価値観の押し付けや行動の強要をしないように気をつけています。
こう書くとあたかも素晴らしい人間のように聞こえますが、本当に自分がされて嫌だからという後ろ向きなモチベーションに由来している部分が大きいです。
例えば、道路を歩いていて「(あっ車来てるから)危ない」と言って引っ張られたりするのが昔から好きではありません。もちろん、私が全く気付いてなくて車が猛スピードで突っ込んできていたら引っ張っても突き飛ばしてでも知らせてほしいのですが、そうでなければ普通に「車来てるよ」と言ってくれれば自分で端へ避けるのに…と思うのです。はい、すごく面倒くさいし性格悪いです。
自由意志至上主義
とにかく、何かをしなければいけない状況であっても、できる限り自分の意思で選んで行動したいのだと思います。
たとえ猛勉強や激務で時間的拘束を強いられても、自分でそうすることを選んでいる限りあまり苦にならず、反対に自由意志が侵された途端にものすごく不機嫌になるし、目に見えてやる気を無くします。
幸いこれまで上司や先輩といった指導者には恵まれ、うまくやる気スイッチ(ある程度自由にさせる&褒める)を押して育ててもらったように思います。
脊髄反射的にイヤな言い方
そんな私が先日見かけたこちらの記事。
突っ込みどころ満載すぎてパニくりそうなところ、鴻上さんが言いたいこと全て言ってくれてて安心した。その上で①同僚よ、「一回働かせてみれば」って妻は所有物じゃない②鴻上さんがこの妻の「聡明さ」を見抜いていて良かった。きーやん。 https://t.co/ALi9LRdSw4
— Casey@外資系OLの眼鏡 (@lifeisajanico) 2018年10月13日
もうこの相談内容がいろいろとヤバいんですけど、前述の私の性質からして反応せざるを得なかったのが「一回働かせてみれば」という言い回しですよ。
専業主婦として家庭に入ることは、妻の選択であって夫が家にいさせる訳じゃない。
その上、今度は仕事に出たいと言ったら働かせる??
妻はあなたの子供じゃないです。彼女の意思で行動を決める、夫と対等な人間です。
というか私は子供に対しても「ピアノを習いに行かせる」とかいう言い方が好きじゃなくて、「子供がピアノを習いに行ってる」と言いたい。
しかも上記の「一回働かせてみれば」って、相談者本人ですらなく彼の同僚の言葉らしい。いやいや、お前の妻ですらないのにどんだけ上から目線なんだよ!
もちろん日常会話の言葉のあやで、深い意味なくこういうこと言う場合もあるとは承知の上で、鴻上さんも指摘している通り相談者の周りが昭和のマッチョな価値観で凝り固まっていることが想像されます。
きーやんの周りは、みんな「女は黙ってついてこい。家庭にいればいいんだ」という考え方の人達だけなんでしょうか?
「妻が働きたいと言いだしました」怒る夫に鴻上尚史が伝えた言葉とは? (1/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)
*きーやん:相談者
よく読むと、きーやん本人は結婚当初は妻の希望(子どもを産んだら家庭に専念したい)を一応聞いたような記述があり、根っからの亭主関白というよりは環境がそうさせる面も大きいのかも。
あとは恐らく「自分(夫)の稼ぎだけじゃ足りないと言われたようでプライドが傷ついた」のと「多忙なのに家事をさせられそうなのが嫌」なのだろうなぁと思います。
見知らぬ家族へのお節介
鴻上さんのアドバイスを真摯に受け止められ、きーやんの家族が良い方向に向かっていくことを願います。知らんけど。
この記事を通じて環境(どんな考え方の人々の中に身を置くか)の重要性を痛感しましたし、改めて自分は人に「◯◯させる」という言い方をしないことを肝に命じました。
イヤだなって思う気持ちや黒い感情に蓋をせず見つめると、自分がどんな人間か理解するヒントになります。
朝からシンパシーを感じた勢いで、鴻上さんの幸せな人は読まなさそうな本を機内で読んでる✈️🧐 pic.twitter.com/0C8d7miIUx
— Casey@外資系OLの眼鏡 (@lifeisajanico) 2018年10月13日