連休最終日、明日からの1週間に向けて体力は温存したいけれど、紅葉は見たいねとなった。
今週が見頃の山はちょっと時間が掛かるし、気軽に行ける都内の名所は見頃には1週間早そうというところ。それに、人が多くていずれにせよ疲れる。
というわけで、朝から近所の公園に行ってきた。
幸せはそこにある
近所の公園と言っても、ゆっくり周ると小一時間掛かるような広さで、行き帰りは駅からバスに揺られた。夫が調べてくれた場所だったこともあり、ちょっとした遠足みたいでワクワクした。
肝心の紅葉は、まだ早かったかなぁ?と思いきや、所々ご覧の見事な色付き。
これが都内の紅葉名所となれば、午前中とはいえ相当な人出になるところだが、こちらの公園はお年寄りにファミリー、ワンコ連れと、極めて通常運転な感じだった。笑
写真は取り放題。時折、草花の名前を日本語とフランス語で教え合ったり、小川の鴨にvoiceover(吹き替え)をしたり、将来のことを話したりしながら、ゆーっくり歩いて周った。
屋台もないので、行き帰りの交通費以外は1円もお金を使わない一日だったが、こんなに幸福度が高い休日は久しぶりだった。
東京を楽しむということ
私が言うまでもないが、東京には本当にいろんな娯楽がある。
先日美容院で雑誌を読みながら、「あそこにこんなお店があるんだ」「このご飯屋さんも絶対行きたい!」と、一気にやりたいことリストが増えた。
と同時に、こういうのを見ると「せっかく東京にいるのに行けてない所ばっかりでもったいない」と思ってしまうのも事実。だから私は普段雑誌を買わない。
東京には“たのしい”がいっぱいある。その多くはお金が掛かることだ。
“たのしい”には対価が必要なことはもちろん否定しない。だけど、この小さな街が供給するエンターテインメントに課金し続ければ、どれだけお金があっても満足することはないんだろうなぁとも思う。
程よい距離感を
私自身田舎から都会に出てきた身なので、お洒落なカフェやビストロで舌鼓を打ったり、上等なファッションに心をときめかせたり、最新のスポットでインスタ映えを意識して写真撮ってみたり(あ、私はTwitter民だった…w)するのは心踊るし、これからもそうするだろう。
その一方で、そちらでしか幸せを感じられない人間になってはいけない気がする。そのために、今週末の穏やかな日曜日のことをいつも胸に留めておきたい。