起業やフリーランスという生き方に、「満員電車に乗るのが嫌だから」という理由で(あるいはその理由が大きく占めて)シフトする人がいる。
何を隠そう私自身もそんなようなことを考えていたことがある。
しかしその後紆余曲折を経て、やっぱりしばらくは会社員のメリットを享受しつつ力を磨こう、てか特に起業したいとかそういう思い今のとこないや!と気付いてしまった。で、いまに至る。
通勤電車に乗らなくて済む生活?
それに伴い、実はそんなに通勤電車が苦痛ではないことに気が付いてしまった。
私の使っている路線はなかなかに混むのだけど、少し早め or 遅めに出ればマシであるし、ラッシュアワーど真ん中に重なっても正直慣れた。
それより、行き帰りの電車内でブログ更新したり本を読んだりするまとまった時間が取れていることが有り難い。
通勤時間が無駄だから会社近く(都内)に住むという人も多いが、私の場合は上記の理由に加えて、オフィスから住宅街に向かってある程度の距離と時間があることで、しっかり仕事とプライベートを分けられている気がする。
駆け込み危険
そういう訳で今のところ通勤電車はそんなに嫌じゃない。
しかし、満員電車に駆け込む人にはなりたくないとハッキリと思う。
まず大前提として、発車ベルが鳴り終わりそうなのに階段を駆け上り、ドアが閉まりそうなのに車内に駆け込もうとする行為は本当に危険であり迷惑である。
駆け込んできた人は押し返しても罪に問われない法があればいいのに、という危険な思想を持つぐらいにはイライラする。
さらに疑問なのは、何故この人たちはここまでしてこの電車に乗りたいのか?ということだ。
- この一本を逃したら会社に遅刻→1, 2本余裕を持って家を出たらいい
- それができないから困っている→では多少遅刻しても咎められない会社 or 職業 or ポジションに就いたらいい
- この一本を逃したら重大なアポに遅刻→そんな大事な日こそ2, 3本、いや30分ぐらい余裕を持って家を出たらいい
確かに私はわりと時間には余裕を持って行動する方で、それでも遅れたらいけない用事に遅れそうになったことはある(数える程だけど)。問題は、この満員電車に駆け込む人たちって大抵、そこまで差し迫った必要に駆られているようには見えないことだ。
私も鬼ではないので
例えば緊張しすぎて眠れなかった受験生が寝坊して、この1本を逃したら開始時刻に間に合わない電車に飛び乗ったとしよう。そんな場合は、乗った直後の彼/彼女の様子を見れば分かる。汗をかきながら、携帯で時間を何度もチェックしたり、本当に正しい電車に乗ったかキョロキョロしたりするだろう。
でも私が言っているような満員電車駆け込み族の人々は、電車に飛び乗るや否や普通にスマホに目を落とすなどして涼しい顔をしている。つまり、彼らはそこまで急ぐ必要がないのに「あっこの目の前の一本に乗りたいっ」という動物的な本能によって、自分の身をいくらかの危険に晒すばかりか、電車の運行を少しずつ遅らせるという迷惑を掛けているように思うのだ。
まとめ
そもそも、電車に乗り遅れないように生活する。
さらには、多少時間に遅れたとて怒られないような身分になる。
そこは目指していきたいなぁと思うのである。