元外資系OLの眼鏡

カナダ人と結婚5年目。カナダ・ケベック州モントリオール郊外在住。国際結婚のリアル/海外移住生活/日々の気づきなど、のびのび更新中。

ひと冬の経験

東京にも雪が降った。

私には、冬になると思い出すある出来事がある。

あれはちょうど今頃、ダウンが手放せない季節だった。

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ここから先は、お食事中の方は是非気をつけていただきたい。

これで大体内容の想像がつくだろうか?

 

 

 

衝撃は突然に 

ある朝、いつものように通勤電車に揺られていると、目の前に座っていたご婦人がゆらゆらと前後に揺れ始めた。

「眠いのかな?」と思ったその瞬間、その方が「す…すみませえぇん!!」と言い放ちマーライオンのごとくリバースした

元運動部の俊敏な逃げ足反射神経をもってしても、片足、靴、カバン、ダウンの端っこにまともにくらった。あの生暖かさは忘れるまい。

 

阿鼻叫喚の朝 

次の駅で電車は止まり、私はとにかくフラフラと車両から出てクッソ寒い中、駅の水道で足と靴を洗い流し、凍える思いで家に引き返した。

その後、ベランダで泣きそうになりながら吐瀉物を落とし、息を止めてクリーニングに持って行き(あの時は家のすぐ近くにクリーニング店があることに心から感謝した)、這々の体で会社に向かった。

あれ以降、電車に乗る時には体調が悪そうな人、特にマスクをしていて辛そうな人には細心の注意を払っているのは言うまでもない。

 

私の屍を越えていけ 

この経験から学んだ教訓を二度と活かしたくはないので、皆さんにシェアしたい。

それは、もしゲロテロに遭遇した場合は相手の連絡先を聞いておくこと。

具体的には、名刺を貰うか名前と携帯番号だけでも聞く。相手に同行者が入る場合は、その人に聞くのが良い。当事者は体調が悪い上に、気が動転している場合が多いからだ。

私のケースでも、彼女は「ごめんなさい、ごめんなさい…」と素手で嘔吐物をかき集めているような状況で、その上に何か言っても酷だったかも知れない。

一方で、クリーニング代も馬鹿にならない可能性があり、そこの弁償については当事者同士で話し合うのがベストだ。またこの時期ノロウイルス等の可能性もあり、消毒が必要なクリーニングに対応できる指定洗濯物取扱施設*1が近くにあれば万全を期すに越したことはない。

何より、やはり体調が悪ければ休むことが必要だと思う。自分のためにも、他人のためにも!電車で我慢できないぐらい体調が悪いのに、会社なり用事なりに出なければいけない社会は変えていきたいですねぇ。

というわけで、お食事中の方におかれましては失礼しました!!orz

 

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*1:指定洗濯物取扱施設がどこにあるかは、地域の保健所に要問合わせ。

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