タイトルは、ただ言ってみたかっただけで意味はありません。むしろ何故こんなもん書いたのかと、明日には恥の余り削除する可能性が高いです。
出会いと別れを繰り返して
それはそうと、めんつゆ。
その汎用性については、老若男女にわたる自炊族が時代を超えて証明してきた。
こちらの記事では、2018年になってようやく塩麹の価値に気付いた私のレイトマジョリティーぶりが記録されているが、めんつゆの存在についても当然自炊を始めた頃から認識はしていた。
クックパッドを見てもお料理系アカウントをフォローしても、皆二言目にはめんつゆと言うので何度か買ってみた。が、毎回大量に残ったまま消費期限を迎え処分することとなり、我が家の常備調味料となることはなかった。
だって、めんつゆ諸君の足の早さったら!!開封後2, 3日以内に使い切れって、小ボトルでも無理だろうよ!まぁ多少期限を無視したとしても、1, 2週間が限度だろう。学生時代にバイトしていた飲食店で、めんつゆは水の含有量が多いので、冷蔵保存で開封済の水が飲める期限が目安と聞いた。
むしろ世のめんつゆ愛好家たちがどうやって使い切っているのか疑問に思っていた(それも大ボトルとか!)。
初歩的なミス
長年の疑問に、ある日突然答えが出た。
どうしても作ってみたいレシピにめんつゆが必要だったので、仕方なくスーパーの当該セクションを物色していた私。
いろんなメーカーの商品を見比べていたところ、開封後60日前後(しかも常温で!)日持ちするものを見つけたのだ。
キッコーマンの商品に多い*1空気が触れない密閉ボトルだからかなぁと思っていたら、濃縮3倍の文字が。
そう言えば、めんつゆってストレートとか濃縮とかって書いてあったな…よく見たら濃縮にも2倍とか3倍とかあるぞ。さらによく読むと、濃縮タイプのやつは大体「開封後は早めにお使いください」としか書いてないな…。
私とめんつゆの解合
つまり前述の「2, 3日以内に使い切る」必要があるのは、ストレートタイプのめんつゆなんですね。まさに昔バイト先の先輩が言っていたように、水で薄めているストレートの方が濃縮タイプより期限が短いということ。
お恥ずかしいことに、そんなことすら知らなかったんです。涙
2ヶ月あれば結構使えるんじゃないの?ということで買ってみたところ、なるほど大活躍!
努めてめんつゆレシピを作るようにしているのもあるが、やはり万能であるし、何より日本人がDNAレベルで好きな味だからか飽きがこない。
あとこのキッコーマンの極みつゆ、『賛否両論』で有名な笠原シェフが監修しているだけあって?なんか美味しい。かつおベースでやや甘めの薄味、関西圏で生まれ育った私の口に合う。
同氏監修の「極み」シリーズには白だしもあり、めんつゆに並んで使いこなせず処分してきた調味料の常連だが、これなら使い切れるかも。
簡単めんつゆレシピ5選
ご参考までに、最近作って美味しかっためんつゆレシピたちを。
ぶっかけそうめん
何食べでシロさんと佳代子さんが知り合った回で登場した、トマトとツナのぶっかけそうめん。薬味たっぷりで、これからの季節にもさっぱり食べられる。ツナはマヨと和える派、異論は認めない。
コミックスの1巻にも分量が載ってます。
ピーマンのめんつゆバター
Twitterでバズってたので、早速作ってみた。
神の食べ物とか、まったまたぁ〜……ほんまや!と、さんまさん降臨必至の一品。
なんというか、美味しさそのもの以上にピーマンをよくここまでフレンドリーに寄せてきてくれたねと思えるのがこのレシピの凄さ。お子ちゃまとかピーマン苦手な人も試してみる価値あるかと。その際はバター多めが良いと思う。
そして作り置きしやすい!お弁当がどうしても茶色っぽくなりがちなので、美味しい緑色は嬉しい。ツイート主さんが言う通り、ピーマン5個と言わず10個でも順当に無くなる自信がある。
煮卵
こちらも有名な「世界一美味しい煮卵」のレシピ。
お弁当用に卵を焼くのが面倒な時用&夫のおやつに暗躍。持ち運びには半熟はやや不安なので、固めに茹でている。
レンジで卵焼き
卵焼く気力はない or コンロが埋まっているが卵焼きが食べたい時用に、バズりまくっている料理のおにいさん・リュウジさんのレンジで卵焼きを作ってみた。
レシピでは白だしとなっており、めんつゆと白だしの味の違いや色味は気になるところではあったが、えーいっとめんつゆを投入。結果、特に茶色くなりすぎず(あくまで私基準)味も上品で美味しかった。
レンジでうどん
今日はレンジうどんレシピ!
— 河瀬璃菜 りな助(料理研究家) (@Linasuke0508) 2019年6月1日
キムチすき焼きうどん✨
1,ボウルにうどん,めんつゆ 大2,水 大2,塩胡椒で下味つけた牛肉を入れラップをし、600wレンジで4分加熱し混ぜる
2,1にキムチ 50gを加え、ラップを外して更に2分加熱
3,2にごま油を回しかけ、卵黄、ごま、青ネギをちらす
10分あれば出来るよ😊 pic.twitter.com/y9PWQrVUEA
休日のランチにササッと作れて美味しい&スタミナもつくメニュー。
りな助さんのレシピは、自炊を始めた学生時代からちょくちょく見ていた気がするなぁ〜。同年代なのだけど、発信を見ていて素敵な年齢の重ね方をされている&好きを仕事にして長く活躍されている様子が純粋に憧れる!
めんつゆ文化論
というわけで、基本的に簡単なものばかり作っている。
でも簡単なもの×2とか3作って残り物でお弁当も作れたら、食費の節約はもちろん、ちゃんとしたもの食べてるなぁ〜という気持ちになれるんですよね。
あと、市販のめんつゆが出てきた頃って「めんつゆぐらい手作りせんかい」みたいな昭和の父親が多かったそうで、昭和の母親達も母親達で「(市販のめんつゆで)楽させてもらってるんだから、そうめんの具ぐらい豪勢にしなきゃね」とか言って天ぷらとか何だとか手間の掛かる具を作っていたそうだ。
なんか、前者の分かりやすい手作り教の押し付けと比べて、後者の便利なモノが出てきても苦労を自分に課そうとする人々って、無意識な分いま聞くと闇が深いと感じる。まぁ時代によって常識は変化するし、彼女たちにとってはそれが幸せだったのかも知れないけど。
というわけで、めんつゆに馳せる思いと最近の自炊事情でした。
*1:「いつでも新鮮 (R)」シリーズ。最近はディズニーコラボのボトルが可愛い!