ヘルシンキ旅行記の続きです。
3日目のメインイベントは、何と言っても本場フィンランドのサウナ!!
実は当初行く予定はなく水着も持って来なかったのですが、水着レンタルOKで比較的新しい公衆サウナがあるということで、ネットで予約しておきました。サウナ体験については後ほど…。
市場ごはんとおしゃれな図書館
というわけで午後の予約まで、行きたかったスポットを巡ることに。
まず、この日もマーケット広場へ。お目当てはサーモンスープ!というのも、前日の夕食用に買いに行ったら売り切れだったのです…。
陰なので色合いがなんかアレですが、日本人の口に合う味で美味しかったです!山椒がピリッと効いてます。
腹ごしらえした後は、ヘルシンキ中央駅にこれまた最近できたスポットへ。
Oodiという公立の図書館です!日本でも武蔵野や武雄などおしゃれな市立図書館が増えていますが、ここもデザイン性が高くて建築を志す人も楽しめるはず。
中はこんな感じで、綺麗&落ち着く。近所にこんな図書館あったら毎日通うわ。ムーミンの絵本読んで寝落ちしそうになりました…Zzz
コーヒータイムと街角の静寂
次に訪れたのは、アカデミア書店。その2Fにあるカフェアアルトは、映画『かもめ食堂』でサチエとミドリが出会う場所として有名です。
北欧といえばベリーでしょと、ブルーベリータルトを。メニューには見当たらなかったけど、ショーウィンドウでコレ!と言ったら出てきました。
ちなみにフィンランド人は1人あたりのコーヒー消費量が世界一らしく、シナモンロールをはじめとしたコーヒーに合うおやつが豊富です。
一服した後は、カンピショッピングモールをウロウロした後、そのすぐ近くにあるカンピ礼拝堂へ。
街のど真ん中に出現するのですが、人と比較してサイズ感伝わるでしょうか。
内部は本当に礼拝するためだけのスペースになっていて、私語・写真撮影禁止です。というのも、全ての雑音を吸収して中では全くの無音だから。足音どころか、服と服が擦れる音も躊躇われるほど。
観光スポットなのでどうしても人の出入りが激しいのですが、たまに訪れる静寂がとても気持ち良くて、翌朝再訪するほどお気に入りに。
東京で言えば日比谷みたいな立地にこういう施設があるのは、素晴らしいなと思いました。
サウナの本場で初◯◯◯◯
カンピ礼拝堂で心洗われた後は、お待ちかねのサウナへ。カンピからバスで10分ほどの、ロウリュという施設です。
ちょうど雨が降ってたので背景が暗いですが、木のデザインがかっこいい建物です。
シャワーを浴び、更衣室で水着を着たら、ドアの先は男女混合のラウンジエリア!
ちなみにフィンランドのサウナには
- 混浴・水着着用
- 男女別・裸
- 混浴・裸(!)
の3種類があるようです。3. について、現地の人は特に邪な気持ちもなく楽しむそうです。昔はサウナでお産もしていたほど神聖な場所だとか…。
さてラウンジの先には2種類のサウナ、一つは通常、もう一つはスモークサウナがあります。
本場のサウナは暑いかな〜と思いきや、通常の方は日本のスーパー銭湯にあるサウナと同じぐらいでした。適宜お客さん同士で「もうちょい暑くしていい?」と声を掛けながら、焼け石(?)に水を掛けて温度を上げるシステム。
さてサウナと言えば、水風呂によって交感神経を刺激し、いわゆる「ととのう」と呼ばれる感覚が通の間では共通言語となっています。
実は、日本のサウナではととのったことがなかった私。
真冬のフィンランドではサウナの後、凍った湖にくり抜いた穴から飛び込んだり、雪にダイブしたりするとか。
10月の現在はさすがに水面は凍っていないけど、バルコニーから延びる梯子の先にはバルト海が広がっていました。
フィンランド人も、外国人観光客も、水風呂代わりに飛び込んでいる。ということで、私もサウナで火照った体をバルト海に沈めたよ!!
日本だと水風呂が冷たすぎて入るのに1分ぐらい掛かるんですが、バルト海の方が冷たいはずなのに、エイッと入ってしまったら(次の人も並んでいるので…)一気にあたたかい何かに包まれたような気分に。
その後外のベンチでボーッとして、水飲んでまたサウナ行って、海に入ってを繰り返していたら、ととのい初体験…かどうかは不明ですが、大地と自分と宇宙が繋がっているような(なんかヤバい)ゾクゾクッとした感覚に見舞われました。気持ち良かった…!
身も心も満たされて
その後スモークサウナ(より暑い&暗い)にも挑戦し、体の芯から温まり大満足してロウリュを後にしました。ドライヤーもあるので、帰ってそのまま寝られますよ。
併設のレストランで食事や一杯して帰るのも良いでしょう。
帰りは徒歩で、中心地まで30分ほどでした。デパートのストックマンでデリを買って帰り、ヘルシンキ最後の晩餐としました。
楽しいヘルシンキ旅も、あと半日!