10月12日(月)はカナダのThanksgivingなのに加えて、先週の金曜日はJournée Pédagogique(教育の日?)で学生はお休みだったので、うれしい4連休を堪能中。
もうすぐフランス語学校のテストなので、勉強しないといけないのですが…。
ハマっているYouTube
連休中、このYouTubeチャンネルをずっと観ています。
チャイを作る動画を漁ってて辿り着いた、こちらのYouTubeチャンネル。永遠に観ていられる。丁寧に、食や自然を慈しんで生活されている様子、それでいて飾りすぎず、時折覗くウィットに富んだユーモア。HSPの人はほぼ全員好きだと思う😊https://t.co/GTq1xhm2uS
— Casey@フランス語勉強中🇨🇦 (@lifeisajanico) 2020年10月9日
以前は、丁寧な暮らし系動画をあまり好んで見ませんでした。特にモーニングルーティン動画で、埃一つないピカピカなキッチンで「ズボラなので…」とか言われると、苛ついてそっ閉じするタイプ。笑
移住してから、自分自身に時間の余裕ができたのも大きいですが、Mochaさんのチャンネルに流れる自然体な雰囲気が絶妙です。同系統の動画で、編集され過ぎたお洒落さや、シンプルライフと相反する自己主張の強さが滲み出ているものがある中で、ある物で丁寧に快適に生活している。
石垣島の自然に非日常を感じる一方で、筋トレ民であることにも親近感爆上がりです!
趣味を仕事にすべきか問題
動画ではほぼ毎回、いろんな種類のパンを焼く様子が描かれます。
パンの鳴き声(発酵後に捏ねたり成形したりする時に生地から出る「キュッキュッ」という音)や、焼きたてのパンをかじる音を聞いていると、今まで難しそうと敬遠していたパン作りに挑戦してみたくなるものです。
Mochaさんは15年以上、週に1, 2回パンを焼く生活を続けているそうです(平日も4時に起きてパンを焼いてから仕事に行くとのこと!)。作るパンのパリエーション、手つきや仕上がりを見るに、余裕でカフェやパン屋を開けるレベルだと素人目にも分かります。おまけに、生豆からロースターで自家焙煎したコーヒーを淹れていらっしゃるほど…!
ですが、そうしないのはきっと、パン作りもコーヒー作りも、ご自身のためにやっているからなんだろうなぁと想像します。
「好きを仕事にする」の様々な形
カナダ移住に際して、正社員の仕事を辞め、今はフランス語学校に通い、収入がありません。
夫が働いてくれていることに感謝し、個人的に必要な物は貯金を切り崩して買います。だから、どんな小さな買い物でも気を遣うようになりました。
そのことにストレスを感じた時期もありましたが、今はそれゆえに工夫して生活することに楽しみを感じ始めています。
Mochaさんも、カフェやパン屋を開いていたとしたら、実際に来たお客さんだけに提供していただろうパンやコーヒーの味。それをYouTubeという形で、世界中の人々に楽しさを届けています(英語字幕が付いているので、実際に世界中の視聴者からコメントが寄せられています)。結果として、カフェを開くよりも多くの人々に、そしてより多くの収入という形で返ってくるかも知れません。
私が収入と引き換えに得たのは
さて、タイトルの答え。
それは、間違いなく時間と心の余裕です。
「働いていないから」というのが一番大きいですが、カナダのライフスタイル自体が基本的に個人と家族の時間を重視します。
遅くとも17時とか18時には帰宅して、夜ごはんを作って、家族で食卓を囲む。
食洗機やオーブンなどの放ったらかし家電も使いながら、平日でも家事をする時間が十分にあり、清潔で片付いた家を維持することができる。
それに加えて毎日8時間睡眠をとり、週2, 3で筋トレや運動する生活を送っていると、ストレスレベルが目に見えて下がります。
日本で積み上げてきた生活の中で、どうしても手放すことができなかった物事を失って初めて、見えた景色があります。
これからどうなるかは、まだ未定。この先に、幻の「好きを仕事に」が続いていたらいいなと思いながら、とりあえずフランス語のテストがんばります。笑