ワクチン接種が進むにつれ、コロナの状況が劇的に改善したケベック州*1。
それに伴い、飲食店の営業停止や夜間外出禁止令、世帯間の集会禁止・人数制限といった規制がどんどん緩和・撤廃されています。
コロナを乗り越えつつあるのは喜ばしい一方で、規制緩和が進む上で私にとってはちょっと不都合なこと。それは家族・親戚付き合いの再開です。
親戚付き合いの頻度
私の実家は親戚付き合いがシンプルで、お盆と正月、冠婚葬祭以外は、親戚と集まる機会はほとんどありませんでした。
家族や地域によっても異なると思いますが、わりと一般的な家族間の付き合いの形の一つではないでしょうか。
対して欧米では概して、同居していない家族や親戚とのコミュニケーションが活発。
カナダ人夫の場合、車で20〜30分圏内に住んでいる家族・親戚が多いこともあり、何かと大規模なディナーが催されます。ご参考までに、先週末、今週末と行ってきた上に、来月は既に2件予定が入ってます…。
文化の違い
頻度の高さに加え、この記事でも書いた通り、時間の長さも苦手ポイントの一つ。
16時前後から出掛けて行って、22時〜深夜近くまで続きます。昨年一度やめたお酒ですが、ファミリーディナーの時は飲まないとやってられないです。
もっとフランス語が分かれば少しは楽しめるようになると願って1年が経過。バルコニーのDIYやご近所の噂話など日本語でも興味ない話は、フランス語が理解できてもやっぱりつまらない。笑
言語の壁というより、家族・親戚付き合いの密度の高さという文化の違いを痛感します。
ちなみに、義家族や親戚はいい人たちばかりです。
妥協点と我を通す点
夫は私の気持ちは理解してくれるのですが、「Caseyが来たくないなら来なくてもいいんだよ」と言われてもそうはいかないから困ってるんですよね?笑
プロム(卒業パーティー)は原則カップルで出席する文化だけあって、ソーシャルな場にはパートナーと一緒に行くのが基本の欧米。
夫が独身の友達の家に遊びに行く際、深夜を回って帰ってくるのがしんどいし、彼らのお目当てのゲームやアニメに興味がないので「Boys' nightを楽しんできておいで〜」と気持ち良く見送っています。
が、これも夫家族から見ると「Caseyをネグレクトしている!」と夫に批判の矢が向くそう。笑
私も折に触れて同伴するなどしていますが、夫側も「日本に住んでいた時は、Caseyも友達と単独で遊びに行っていた。日本ではこれが普通の文化なんだよ」と説明してくれています。
ただ親戚の集まりに一緒に行かないのはさすがに不自然なので、毎回気合で乗り切っているわけです。
皆さんの知恵求む
タイトルに「乗り越え方」と書きましたが、正直現在進行形で模索中です。
一度乙女の日で体調が優れなかったのでお休みして夫にだけ行ってもらった時は、一人でクオリティタイムを過ごせて幸せでした…。
ただ食事の用意などもあるので、毎回体調不良になるのではなく、事前に欠席を伝えられる理由がないかなぁと考えています。数回に一回ね。
文化に適応しようとする努力はもちろん大切ですが、やはり自分が幸せでいられるように工夫することも同じぐらい大切だと思うのです。長い人生ですから。
日本・海外問わず、皆さんは義家族との付き合いどうされていますか?
*1:6月25日時点での1回目接種率が70%超