先日の記事でも触れましたが、カナダに移住してわずか1ヶ月で歯医者を受診しました。
カナダの医療費は患者負担ゼロですが、歯科治療は保険でカバーされません。治療費が高額になりやすいため、移住や留学の予定がある場合は日本で治療していくのが大前提です。
私も計画的に治療を終えて、定期検診のメンテナンスモードに入っていたのですが、歯の根の治療を受けていた部分がカナダに来てから再発してしまいました…。
歯科治療先進国のカナダ
夫家族が信頼を置くかかりつけ歯科医で、初診の予約。幸いすぐに空きがありました。
さっそく当該部位を診てもらったところ、やはり再発しているっぽく、神経専門医に紹介されることに。北米の歯科治療は概して進んでいると言いますが、こうして専門領域が分かれていることも安心できます。
ちなみにこの初診の診察では、レントゲン写真(2部位)を含めて$100ちょいでした。
紹介先の神経専門医でCTスキャン等を撮るとなると、また高額になるのかなぁ…と心配していたところ、かかりつけ医から送ったレントゲン写真のみで「これは抜歯ですね」との返答。えぇ〜!!!涙
歯根端切除術という、歯茎を切って外から歯の根の先を切り取る手術を2度受けていて、もう切る歯根がないとの返答でした。
選択と決断
自分の歯を全て残したいという思いがとても強かったので、正直ショックでした。
インプラントは高額なのもありますが、プロセスや予後のことを調べれば調べるほど、なんとか自歯を残せないかなぁ…と考えるように。
他の専門医でセカンド(サード?)オピニオンをもらえないものか、片っ端から連絡してみたのですが、コロナ後の営業再開直後というタイミングもあり、どこも数ヶ月先まで予約が取れないという状況。
実は日本の歯科医で、この歯根端切除術の専門の先生がいらして、本気で一時帰国してでもそこで再手術を受けようかとも思いました。しかし、コロナによる入国制限でこれまたいつになるか分からない。
いずれにしても数ヶ月炎症を放置するのは避けたかったので、結局かかりつけ歯科医で抜歯・インプラントの治療を受ける決意をしました。
この辺りの病んでる記事は、歯のこと(&仕事などいろいろ)で思い詰めていた時期に書いたもの。大げさかも知れませんが、マジで悩んでいました…。
気になる◯◯の量
というわけで、迎えた抜歯当日。
麻酔後効いてくるまでしばらく待っていると…なんか頭部の4分の1ぐらい痺れてきた気がする。笑
MRをしていた時、海外(特に北米)用量は、日本での用法用量の数倍だった記憶があります。ということは、カナダ人用の麻酔の量は私には多すぎるのでは…という余計な心配をしつつ、麻酔が効かなさすぎるよりはマシだと言い聞かせる。
ちなみにこれが考えすぎではなかったであろうと思われるエピソードを。その日就寝前に耳掃除をしたところ、まだ耳の中が麻痺していた…笑
今後について
抜歯自体はスムーズにいったようなのですが、インプラントをするための骨の高さが足りなかったらしく、人工骨を入れて2〜4ヶ月経過し、骨が出来上がるのを待ってインプラント部分(歯根に埋め込む部分)を挿入するそうです。
抜歯とインプラント挿入が同時に行われると思っていたので、歯抜け期間が長くなるのは残念ですが、安全に施術できるのが一番です。
インプラント部分を挿入した後、また4〜6ヶ月待って、最後にクラウン(人工歯の部分)を装着するそうです。長丁場ですが、気長に頑張ります。