久方ぶりの更新。
7月も終盤ですが、6月はマーベルに捧げていました。
関西弁の男女2人系でまたいいの見つけてしまったPodcastのネタバレありアベンジャーズ回を聞きたくて、6月は #MCUマラソン 開催!週5, 6本ペースか…走り切れるかな🏃♀️#ジンぽて pic.twitter.com/lHu1FY3X69
— Casey (@lifeisajanico) 2022年6月3日
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズの「インフィニティ・サーガ」と呼ばれるフェーズ1〜3の全23作品を一気見する、通称MCUマラソンを、1ヶ月で完走するプロジェクト。
結果として、前倒しの23日間でフィニッシュし、まんまと「MCUを知る前には戻れない…!」となったのであった。
なお本記事は、MCUシリーズのインフィニティ・サーガについてネタバレを含むため、未見の方はご注意を。
私のマーベル遍歴(?)
前提として、私はマーベル作品どころかヒーロー物に興味がなく、映画のジャンルにおいてもアクションとSFはほぼ観てこなかった。
ただしMCU作品の中で『ブラック・パンサー』だけ、チケットを頂いて謎に劇場で鑑賞していた。
そんな私がなぜMCUマラソンに挑戦しようと思ったかと言うと、冒頭のツイートでも触れたPodcast『ジンきとぽてこの、話せばわかる』がきっかけだった。
↑案の定(?)この筋トレ回がきっかけで、関西弁のお二人の丁度良いキレキレトークにハマり過去回を遡って聞いている番組。
比較的最近のエピソードでネタバレありアベンジャーズ回×2があり、どうしてもそれが聞きたくて、ほなMCUマラソンしよか!となった次第。マーベルへの興味ゼロだったところからこの行動力を焚き付けてくれた、エグい求心力。
インフィニティ・サーガ23作品を一気見した感想
マーベルすごい!
アメリカすごい!!
アベンジャーズ日本公開時のキャッチコピー「日本よ、これが映画だ。」は、洋画の日本プロモーションダサくなりがち問題において、秀逸だったと思う。
マルチバースの概念自体は何となく知っていたが、短期間で一気見することで各キャラクターや世界観に対する愛着が凝縮し、没入感が一層増した。
さらにカナダ人夫がMCUはもちろん、マーベルやDCのアメコミも網羅しているので、初見では気付かないような小ネタや伏線をいい塩梅で教えてくれたおかげで、何倍も楽しめた。
個人的にお気に入りネタはこの2つ。
- アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン冒頭打ち上げパーティー(?)の、ソーのハンマーを持ち上げよう選手権で、キャプテン・アメリカがちょっとだけ動かしそうになった時のソーの表情に爆笑
→エンドゲームでキャプが使いこなすという伏線回収! - エンドゲーム終盤MCUオールスターが集結するシーンで、ファルコンが「左を見ろ」とキャプテン・アメリカに言うシーン
→英語では"On your left."で、スティーブがサムをジョギングで追い越す時の台詞という粋で泣ける伏線回収!!
My Best MCU作品
個人的に一番好きなヒーローは、最初から最後までアイアンマン!
MCUシリーズの記念すべき1作目『アイアンマン』は、生涯ベスト映画ランキングに入るほど好き。
MCUはもちろんマーベルスタジオとしても命運をかけた作品であったということ、そしてロバート・ダウニー・Jr. (RDJ)という(今となってはこの人以外にあり得ない)役者を抜擢したジョン・ファブロー監督の情熱と慧眼、そのRDJ自身の過去と重なる部分もあってか、演技とは思えないほどのトニー・スタークというキャラクターの人間臭い魅力。
好きすぎてマラソン完走後にもう一度観たが、それでも古さを感じさせないのは、緩急(とユーモア)のバランスが取れた無駄のない筋肉質な脚本の力が大きい。衝撃のラストに呆気に取られたまま、トニーらしいロックミュージックとともにエンドロールに突入した初見の感覚は、今でも忘れられない。
原点にして頂点と呼ぶにふさわしい作品だった。
ありがとうMCU
アイアンマンを筆頭に、キャラクターの魅力とストーリーの作り込みが、私のヒーロー物に対する偏見を解いてくれた。
夫もそうだが、欧米の人はやはり老若男女問わず、マーベルやアメコミを通ってきている人が多い。日本人にとってのジブリのようなものかな。よって有名どころのキャラやストーリーを押さえていることで、日常会話でも引用が理解できたり、良い潤滑剤になったりする。
だんだんと自分の好みが明確になってくるのは、歳を重ねることの美点の一つ。一方で、予想もしていなかったところに好きの種を見つけることは、それと同等かそれ以上に楽しくて心の栄養になるのだ。
(日本ほどではないにしろ)ジメジメしてイベントも少ない6月を、ワクワクとドキドキで埋め尽くしてくれたMCUマラソン、そしてインターネットでの出会いに感謝している。