こちらの記事でも触れた通り、ホラー映画が無理です。
『マイ・インターン』のように、登場人物全員いいヤツみたいな、平和でハッピーな映画が大好き。
対して大のホラー好きの夫にとって、一年で最大の楽しみがハロウィーン。
彼の家族や友人もまた揃いも揃って好きなので、毎年10月の各週末にホラー映画の作品リストをシェアし、鑑賞するというイベントを主催しています。
週ごとにテーマが決まっていて(例:Japanese horror)、ご丁寧にポスター画像まで作る気合の入れ様。これまた皆楽しみにしているようです。
謎の伝統行事
普段は彼と一切ホラーを観ない私ですが、なぜかハロウィーンの時期、一年に一本だけホラー映画を観させられるという伝統になっています…涙。
昨年観た『サイレントヒル』という映画がトラウマものでした…!リンクも貼らないぞ…
以下盛大にほぼネタバレしてるので注意
普通に序盤・中盤と「やだなーこわいなー…ギャー!!」→からの追いかけられる系・グロ系・スプラッター系とホラーの嫌なとこオンパレードなんですが、これらですらクライマックスのあのシーンで吹っ飛ぶ!!
シヴィル(女性警官)が…生きたまま……
う゛ぅ…(嗚咽)
訳の分からん生命体も怖いが、一番怖いのは人間だと突きつけられるシーンです。
これ観た後2, 3日メンタルがやられましたし、会社で海外オフィスの同僚がシヴィルに似てるんで「彼女の顔写真を見る度に『サイレントヒル』を思い出してちょっと凹む…」と夫にこぼしたら、「えーっそんなにキツかったんだね!今年(一緒に観る)のはただのゾンビ映画だからね!!」
…もう既に選んどるやないかい。
2018年のノミネート作品
というわけで、今年観た作品はこちら。
いつも原題を見て邦題は何か予想するのですが、今回はまさかのそのまま。
以下いろいろネタバレ注意
最初の方はキツくてギブアップしそうになったけど、途中である意味慣れてくる(怖い…)のもあり、また意外とストーリー性もあったりして最後まで鑑賞できました。
昨年の『サイレントヒルズ』と比べると後味は悪くない……
と思った矢先のラストよ!!!
マイケル(主人公と最後に恋仲っぽくなる白人男性)との美しく哀しすぎる別れまではいいんですよ。
でも最後の救いの無さよ。
エンドロールが終わるまで席を立ったらダメよの逆。立った方がいいよ。
ちょうどこの前の週末に、『スカイバウンド』という超B級映画と見せかけて意外と面白かった映画を観たところで、その作品のラストの救いと対比すると絶望感が半端なかったです。
修行の甲斐あって
とは言え、1年に1回でも観ることによってホラー映画の定石みたいなものが分かってきたのは収穫。というかそのお陰で心構えができて恐怖がちょっとマシになる…。
◯◯中の女性はフラグが立ってるぞとか、最初あからさまに嫌なヤツは後半いいヤツに変わる可能性高いとか、しんどいシーンの合間にあえてポップな音楽やクラシック流すの一つのスタイルらしいぞとか。
それにしても、この映画のゾンビ走るん早すぎ。もともとは80年代の作品のリメイクとのことで、映像のクオリティ等は00年代の本作が当然良いそうですが、最も画期的で後に続くゾンビ作品にも影響を与えたのがこの「俊敏なゾンビ」らしいです。
来年はどんな作品になるのやら…。
とりあえず今年の義務は達成いたしました。笑