元外資系OLの眼鏡

カナダ人と結婚5年目。カナダ・ケベック州モントリオール郊外在住。国際結婚のリアル/海外移住生活/日々の気づきなど、のびのび更新中。

多忙は最大の防御なり

人数が少ないオフィスなので、何かと「助け合い」になりがちな職場です。

一方で、総合職として入社しジョブローテをしながら上がっていく日系企業と異なり、外資系企業ではいわゆるJob Description(職務明細書:Job Specとも)というものが一つ一つのポストに存在します。それこそヒラから社長まで。

学生時代から専門性を高めた領域で(日本の就社とは対照的に)まさに就“職”をする欧米では、基本的にホワイトカラーの労働者は専門職として、その業種内でキャリアアップをしていくのが一般的。

よって、Job Specに書いていない業務は一切しないという姿勢がある意味正解です。その業務は他の誰かの仕事かも知れないし、安易に手を出してミスが起きた場合の責任問題もあるからです。

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フレキシビリティの光と影

いま働いている外資系企業も基本的にはそんな感じですが、冒頭でも申した通り、全てが杓子定規ではなく融通を利かせて助け合うこともあります。

と言うと聞こえが良いですが、こういった柔軟性の難点は、若い人や社歴の浅い人に負担が偏ってしまいがちなこと。

別に押し付けられはしなくても、断りにくかったり、義務感で自分から「やります!」って言ってしまいがちだったり。

ちなみにここで言っているのは、積極的な仕事ではなく、ルーティン作業や雑務のことです。

 

忙しさという強さ

日系出身だったこともあり、私自身典型的な

  • 断れない
  • 頼めない
  • 自分からやるって言っちゃう

ところがありました。

最近は社歴が長い方になってきたのと、仕事でも少し自信がついてきたのとで、ずいぶん強くなりました。笑

ただ単純に、忙しくなったことも大いに関係あると思います。

本当にバタバタしてると「これ頼んだら生意気かなぁ…」とか悩む暇もないので、ただ「これやって下さい、お願いします」と(いう内容を7倍ぐらい丁寧なオブラートに包みますがw)言えるようになりました。

 

多忙というサバイバル能力

察しがつくかも知れませんが、私は歳上の方に対してこういうお願いをする必要がある環境でして、正直気ぃ遣います。

相手の立場に立ったら、小娘に仕事ぽんぽん振られるのは良い気はしないでしょうしね。

忙しくして、願わくば会社の利益に貢献しているという実感があれば、Yes/Noもハッキリ言えるようになる。

そもそも、忙しくしていれば余計なことを考えなくて済む。人間関係のいざこざにも巻き込まれない。悪口言う暇もない。

「忙しいとは心を亡くすと書く」と忌避されたり、忙しい=仕事押し付けられてるだけ?と思ったりもしたけど、能動的に忙しくするのも一つの生存戦略ですね。

 

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