今年はガジェットを使いこなす予定だったのだけど、やってみて予想外だったことをいくつか。
①Kindleを導入したけど紙の本も買っている
こちらの記事でも書いた通り、防水スピーカーとともにお風呂に持ち込んで、お気に入りのバスオイルの香りに包まれながら長風呂するのは至福の時だ。
またKindle Paperwhiteは文庫本と変わらないサイズ&重さなので、通勤電車でも読みやすい(回し者感…)。
電子書籍化されていない本は仕方ないが、されている本なら「欲しい!」と思ったその瞬間にワンクリックで買えるのももちろん魅力だ。
が!
今でも紙の本を買っている。
書店で「この本欲しいなぁ〜」と思って一応ググってみてKindle版があったとしても、紙の本を買うこともある。
なぜか?と問われると説明するのが難しいのだが、一言で言うと…
紙の方が読んだ気がするからだ。
まさか自分がこんな老人じみたことを言うようになるとは。
面白い本ならぐいぐいと引き込まれて、紙でもKindleでもすぐに読み終えてしまうのだ。が、問題は「この本興味深いな〜読んでみよっかな」というレベルの本だ。こちらは、読み始めて一度集中力が切れるともう中身が頭に入ってこない。そしてそれが、電子書籍の方が起こる確率が高いのである。
Kindleでも現在のページ数が分かるので、実質は紙の本とは変わらない。しかし、やはり残りページ数の質量感が、手に取って分かるのとそうでないのとでは違うように思うのだ。
嗚呼、私もアナログな人間だ…令和生まれの人には老害扱いされるんだろうな。涙
②電動歯ブラシを導入したけど歯ブラシに戻った
ずっと気になっていた電動歯ブラシを頂く機会があり、嬉々として使い始めた。
が、結論から言うと現在私は普通の歯ブラシを使っている。
電動歯ブラシを最初に使った数回は「何コレめっちゃ楽じゃん!うっひょ〜」と有頂天になったものだ。これまで自分の体(正確には肘から先)を使って磨いていたものが、ただジッと45℃の角度で押し当てるだけで自動的に綺麗にしてくれるなんて。
数日経つと、驚くべきことにちゃんと磨けてない気がし始めた。
立派な老害の完成である。自分の手を動かさないと、仕事をした気にならないのだ。
ちょうどその頃歯医者の定期検診に行って、これまで問題のなかった歯に所見が見られたのも良くなかった。やっぱりしっかり磨かなくちゃ!!という思いに囚われ、今では電動歯ブラシは洗面台の奥に仕舞われてしまっている。
使ってみて分かったこと
とは言え、電動歯ブラシは未だ断捨離の対象でないし、Kindleもやはり使っている。
ただいずれのガジェットも、私にとって既存のアイテムの代替となるには至らなかった(2019年4月現在)。
また数ヶ月後には別のことを言っている可能性も高いが、上の世代が容易に新しいものを受け容れられないことに対する寛容性は少し育めた気がする。
まぁ、何事も試してみてからとは思いますけどね。