元外資系OLの眼鏡

カナダ人と結婚5年目。カナダ・ケベック州モントリオール郊外在住。国際結婚のリアル/海外移住生活/日々の気づきなど、のびのび更新中。

週末TVに感じた違和感

政治的な話とかではなく些細なことなのだけど。

この週末は絶好のゴロゴロ日和(?)だったので久々に数珠つなぎでTVを見ていたところ、複数のワイドショー番組で新川優愛さんの結婚の話題を扱っていた。そこで感じた違和感について。

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TVのコメントに困惑

お相手がロケバス運転手の一般男性であることもそうだが、新川さんからアプローチしたということも話題になっていた。

このニュースに対する私自身および周囲の同世代の反応は「おっ、新川優愛若くて可愛いのにやるね!イイネ!!」と、総じて好印象だった。

対してTVでは、結婚そのものはもちろん祝いつつ、一部その経緯についてはどうも好意的ではないようなコメントを複数耳にした。発言主は、主に40〜50代のMCおよびコメンテーター。

松っちゃんに至っては「こういう狩猟民族系の女は、若くて可愛いうちはいいけど、ずっとこの根性は変わらんからね」と。いや、ボケだと分かってても正直耳を疑ったよ。この関西弁の“根性”って、明らかに悪い意味で使うよね。

 

コンテンツ作りにも疑問

交際に発展するきっかけとして、忘れ物をしたフリをしてロケバスに戻って新川さんから話し掛けたとのエピソードのくだりで「(本当は忘れ物をしていないのに)嘘をつきましたね〜」と彼女が笑顔で言う部分だけを切り取るのがそもそもミスリーディング。その前後のやり取りを見ると、記者もかなり誘導している。

そもそも、これぐらいのあざとさは女なら誰でも隠し持ってるのでは?それを素直に言っちゃうところが新川さんの可愛らしいところだと思うけど。

あと、このニュースを受けて「ロケバス運転手になりたい男性が急増するのでは!?」とか「ロケバス運転手ってどんな人?」っていう広げ方もなんかなぁ(前者は冗談だってもちろん分かってるんですけど)。もし私が新川優愛さんのような女性と結婚したい男性だったら、このニュースから得られるインサイトとしては「周りに分け隔てなく接する人ってモテるんだなぁ」であり、具体的にこの男性はどんな行動をしていたのかが知りたいけどな。

 

TVの未来に期待

何が言いたいかというと、このニュースは「新川優愛さんのような若い美女でも自分からグイグイいって結婚しているのね!」と良い意味でミレニアル世代を活気づけてくれる効果を持ち得るのに、バブル世代のおじさん・おばさんの「あざとい手まで使って女からなんて…」という価値観にどうか盛り下げられないといいなぁと思うのだ。

もちろん個人の意見なので当然ながら自由なのだが、この世代に通底する「女は待つもの」的な価値観がその子世代に刷り込まれているとしたら、そりゃ結婚増えないわなぁと。

TVが今やじいばあ向けのメディアとしてそこのマスに受けるような内容になっていると、改めて実感した。と同時に、そんな中でどこか一つだけでも、日本の今後を担う世代の価値観に沿ったコンテンツにこだわれば、差別化できると思うけどなぁ。確かに絶対数は少ないけど、その親や上司など若い世代を理解したい人は多いと思うから。

ただそれだけです。

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