フルタイムで移民向けフランス語学校に通い始めて約半年。
カナダで仕事が決まりました…!涙
フランス語も使う業務内容です。
渡航直後はほとんど話せなかったフランス語が、語学学校に通った結果、半年でどれだけ上達したかを振り返ります。
半年で仕事に使えるレベルへ
具体的には、日英仏の翻訳が業務内容に含まれます。選考には筆記試験もありました。
試験中、我ながら「辞書なしでここまで読める&書けるようになったのか」と感慨深かったです。
一般的に、日本人は読み書きや文法にはかなり強いと思います。中高で習うレベルの英語ができれば、フランス語の文法基礎は簡単に感じるはずです。
語彙については、英語の高等語にはフランス語由来のものが多いので、ある程度の英語上級者なら共通の単語の多さに驚くはず。さらにフランス語を学ぶことで、上級英語も上達するという相乗効果あり。
時制や女性形・男性形が難しいとよく言われますが、前者は英語の文法に当てはまれば恐るるに足らず(例:過去形、過去完了形など)。後者は慣れです。
毎日やったこと3つ
この半年、私が毎日やったのは下記3つ:
- フランス語学校に通う
- Duolingoで最低限1レッスンこなす
- Journal en français facileを聞く
毎日欠かさずやったのは、これだけ。
フランス語学校に通う
フランス語学校は、言うまでもなく毎日の反復であるということ、そして人の目があるということで間違いなくモチベーションになりました。
パートタイムではなくフルタイムにして、短期間でガッと集中したのも私には合っていました。ちなみに、しばらく無職でも大丈夫なぐらいの貯金はありました。笑*1
ただし私の場合は、良い先生に恵まれたのも大きいです。質の低い先生もいたので、通ってみてダメだこりゃと思ったら、プライベートのフランス語学校に通うことも考えてもいいかも知れません。予算とも相談ですが。
Duolingoで最低限1レッスンこなす
言語学習アプリのDuolingo、マジで侮れません。各ステージとりあえずレベル1のみコンプリートしたのですが、これだけで一通りの文法基礎をカバーできます。
ゲーミフィケーション効果で、毎日続けたくなる仕掛けも満載。
Journal en français facileを聞く
このPodcastは、1回10分ほどと毎日続けるのにちょうどいい長さ。
最初のうち、Webサイトで公開されているトランスクリプトを見ながら単語を調べていたところ、リスニング力が全般的に向上しました。今は聞くだけ。
その他にやったこと
毎日ではないけれど、他にやって効果があったと思うこともご紹介します。
italkiでプライベートレッスンを受ける
フランス語学校では人数が多いのもあり、スピーキングの練習機会がどうしても限られるので、週末に会話メインで何度か1on1レッスンを受けました。
これも良い先生に恵まれたので個人的には推せるサービスですが、あくまでオプションという形で良いかと。
詳しいレビューはこちらをどうぞ:
フランス語のペーパーバックを読む
フランス語学校でレベル4を修了する頃に、リスニング力の弱さは語彙力の不足から来ているのではないかと仮説を立てました。知らない単語は聞こえてこないから。
前述のitalkiの先生も同様の考えで、私のレベルに合った&好きなジャンル(ミステリー)の本をおすすめしてくれました。
現在進行形でちびちびと読み進めています。
現地のニュースを見る
毎朝の身支度中に聞き流すのみで受動的ですが、主に世間話で役立つ単語や表現(主にコロナ関連…)に触れる&ケベックのアクセントに耳を慣らす効果があったと思われます。
やらなかったこと
一時期すべてのインプットをフランス語にしようと、YouTubeもPodcastもすべてフランス語にしたことがありましたが、つまらなさすぎて続きませんでした。
もちろん興味のあるエピソードを聞いたりはしますが、基本的に話す内容があってこその外国語だと思っているので、料理中や掃除中などガンガン日本語のPodcastを聞いて、情報収集&考え方の醸成に励んでおります。
桜の季節だから
私の場合は読み書きの方が得意なので、オーラル(聞く・話す)には課題が多いです。もちろん、読み書きもまだまだ学ぶことばかり。
いざ仕事を始めたら「そんなに甘くなかった〜!」となるかも知れません。というか、なるでしょう。
実はこの話も、働き始めてしばらくしてから書こうと思っていました。
しかし、日本のタイムラインで、桜を背景に新年度から新しい環境にチャレンジする人の少しキリッとした空気まで伝わってくる写真を数々目にするうちに、私自身も今この瞬間の気持ちをシェアしたくなりました。
環境が変わる人も、そうでない人も、実りある年度となりますように。
*1:ただしフランス語教育=移民の現地融合を重視するケベック政府は、語学学校の受講料に加えて、毎月の生活費を援助してくれるのです!これを悪用する移民もいるのは問題ですが、結構な金額なのでありがたい限りです。