楽しいたのしい冬休みが明けてしまうぅ〜ということで、元気になれそうな映画を観てきました。
2019年初映画でもある!縁起がいいっ。
あの映画との共通点
ところで、私の好きな映画トップ3に入るのがアン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロ主演の『マイ・インターン』なのですが*1、『I FEEL PRETTY』にはマイ・インターンと共通するものを感じました。
以下ネタバレ含むので、未鑑賞の方はご注意を。
それは、NYのオシャンティな景色やファッションといった要素もさることながら、登場人物みんないいヤツということ。映画としてつまらないと言われようと、嫌なヤツが出てこない平和な映画大好き!
本作であえて挙げるとすれば、ドラッグストアで美女をナンパしようとする男ぐらいなもんです。
順番が前後しますが
大まかなあらすじは「ぽちゃカワのレネーが綺麗になりたい一心で入ったジムで頭を強打し、自分が絶世の美女に見えるように!仕事も恋愛も上手くいくようになってウホウホ」という内容なんですが、言うまでもなくレネーの見た目は終始全く変わっていないという点がポイント。脳内では美女の代役といった演出もありません。
さらにこうした「容姿の冴えない主人公が美女に変身モノ」では、もともとファッションやメイクに無頓着だった設定が多いですが、本作のレネーはコスメ会社に勤めているだけあって(変身前はオンライン部門に追いやられている)特にヘアメイクには人並み以上に気を遣っています。だからこそ変身前も愛嬌があって可愛らしいので、感情移入がしやすいです。
すべての女性へ
その他はまぁ大体先の読める展開ではあっただけに、最後の新作発表会のシーンで思わず涙ぐんでしまったことに自分で驚きました。笑
お約束なストーリーなのに、平成が終わろうとして今なお「ちょうどいいブス」論争が起こっちゃったりする2019年の日本に生きる女性として、やっぱりあの力強いレネーの言葉はグッとくるもんがあります。
あなたはあなたのままで美しい。
ただそう言ってもらえるだけでこんなに勇気がもらえる。一方で、その言葉を心から掛けてあげられるのは、他でもない自分自身なんですね。
時代の潮流をみた
その他には、本作に限らず近年の傾向かと思いますが、ジェンダーの多様性を考慮する表現がいくつか見られました。おじいさん同士のカップルや、社長のエイブリーがレネーをディナーに誘う時に「彼氏…か彼女か、パートナーがいるなら一緒に」と言うシーン、またイーサンが男っぽい集まりが苦手というのも広義のダイバーシティでしょう。
個人的には、今のところ周囲でLGBTをカミングアウトされている人はいないのですが、それでもここ最近は「異性を意識する」といった異性愛が前提となっている言い回しを使わないように気を付けることが増えてきました。今後、映画やドラマ、その他様々な場面において、こういった配慮は普通のことになっていきそうですね。
まとめ&おまけ
というわけで、映画『I FEEL PRETTY』は元気になれる映画であることは間違いないです。できれば休日の朝に観るのがおすすめ!きっと1日前向きな気分で過ごせますよ。
その他にこの映画がおすすめな人はこちら:
映画『アイ・フィールプリティ!』鑑賞。一つ確かなこと:カメ止めで濱津隆之さんファンになった人は、とりあえず見て損はないと思う。先に言っとくと、ヒロインの相手役が洋風濱津さんだから🧔 pic.twitter.com/39HWJjiV6K
— Casey@外資系OLの眼鏡 (@lifeisajanico) 2019年1月5日
*1:ちなみに他の2つは『きっと、うまくいく(英題:3 Idiots)』と『カメラを止めるな!』