元外資系OLの眼鏡

カナダ人と結婚5年目。カナダ・ケベック州モントリオール郊外在住。国際結婚のリアル/海外移住生活/日々の気づきなど、のびのび更新中。

仕事は楽しいかね?

昔はこの本のタイトルを見る度に胸がチクッとした。

仕事は楽しいかね? (きこ書房)

仕事は楽しいかね? (きこ書房)

 

いやチクッとどころか、腹が立っていた。楽しくねーよ!!と。

でも今では、結構本心から「楽しいよ!」と言える気がする。

 

奥深き仕事という存在

もちろんアップダウンはある。こういう記事を書いた後に、自信喪失するようなことがあるのもザラだ。

が、そういったことに一喜一憂することが少なくなった。つまり私も社会人として生き慣れてきたのだろう。

一方で、絶えずこうしてチャレンジを投げ掛けてくる仕事というやつは、ある意味私たちを飽きさせない。一生をかけた暇潰しと言ってもいいかも知れない。

そう言えば、いつかネットで「子供を持とうと決めたのは、この先の長い人生における最大の娯楽になると思ったから」みたいなことを発信を見た。ここで言う娯楽とは、仕事が一生の暇潰しというのとほぼ同義だと思う。ハードルとそれを超えた喜びの振り幅が、他の趣味と比較して極めて大きいという意味で*1

 

私の成長曲線パターン

そもそも、私は仕事において明らかにこっちのタイプだ↓

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不器用なので、業務や環境に慣れるまで時間が掛かり、自信も持てない。その間に成長速度の早い人を横目に見て、嫉妬したり焦ったりすることも多々ある(そしてそんな自分に落胆する…のループ)。

が、ある地点を境に指数関数的にいろんなことができるようになる。それまで頭で考えて勝手に自分で難しくしていたことも、パッと視野が明るくなったようにどうすれば良いか分かる。人に聞いたり頼ったり頼んだりすることも気楽にできる。要は慣れたということなんだろうけど…。

一度コツを掴んでしまえば、元来の深く考える習性が良い方向に働く(最初は考えるより行動する方が成長が早いのでウィークポイントになりがちなのだけど)ことも多く、「えっこんなにできるの?」と驚かれる事象が出てくる。期待値が低いのでよりギャップが大きく見える。

こういう「ワオ」な事象や成果物がいくつか積み重なると、それは信頼という名の土壌になっていく。全く同じことをやっても、信頼がない状態だといちいち突っ込まれていたことが、信頼がある状態では好きなようにやらせてもらえる。こうしてますます仕事はやりやすくなる。

信頼は築くのに時間は掛かるが、失うのは一瞬と聞く。脆い砂の城と思って大切に扱わなくては。

 

サバイバルポイントまとめ

未経験業界・業種の外資系企業に転職して3年が経った頃に、私は明確なターニングポイントを感じた。そこで、この3年間で心掛けていたことを備忘録として書き留めておく。

 

①【人間関係編】1年目は安心・安全な存在であることに徹し、2年目以降は付かず離れずの距離感を保つ

今の職場はあらゆる年齢・立場の女性が多く、いわゆる粘着質な部分があることは否めない。

入社直後の観察の結果、その輪に取り入っている人と、全く関わらずに軋轢を生んでいる人とがいるように見えた。

そこで私は、とりあえずそのどちらにも属さないように、ただ「私はあなたたちに危害を加えませんよ」という人畜無害な存在でいることに徹した。幸いこの作戦は功を奏した。

こうして1年ほど経ち、少なくとも攻撃は受けない立場を確立した頃から、仕事により一層集中し「たとえ裏で何言われててもいいや」と思える距離感を保ち続け、今に至る。ちょうどその頃に結婚したことも、精神的な支えができたように思う。

 

②【仕事編】目の前の仕事をしっかりやる

何を当たり前のことを…と我ながら思うが、これ本当に大切だと思う。

私だって、2年目ぐらいから猛烈に「これが私のやりたいことだろうか…否違う!」という葛藤に苛まれまくった。

未だに、今の仕事が心からやりたい事(WANT)であるとは思わない。でも今の仕事は結構好きだ。それは、少なくとも自分ができる事(CAN)で、評価され対価が支払われる=社会から求められる事(MUST)であるからだ。

shukatsusoken.com

本当にやりたい事が見つかったらそちらに突き進めば良いが、それが見つからないうちは他人様に求められる事をしっかりこなしていくことで、結局はWANTに繋がっていくんじゃないかなぁ…希望的観測ですけどね。

 

③【ピンチ編】ヤバくなったら全力で逃げる

www.lifeisajanico.com

ここ数年で最も下して良かった決断の一つ。あの時もう少し頑張ってしまっていたら、たぶん潰れていた。

仕事において“逃げる”というと会社を辞めることが一番に思い浮かぶが、会社や仕事自体がよほど嫌なのでなければ、社内でどうにかならないかあらゆるリソースを使ってみることが重要。ここで、①②で築いてきた人間関係と素行が活きるのである。

 

淡々飄々と仕事する

「好きなことで生きていく」が(今のところは)できていなくても、「仕事はまぁまぁ好きかな」とサラッと言えるようになったことは、私にとって画期的な成長だ。

最近は日曜の夜にダークな気分になることもほぼないし、週末もなんとなく仕事のことを考えてしまったりして、しかもそれが嫌じゃない。

 

………でもこの3連休は嬉しいぜヒャッホウ〜〜〜イ!!!!!!!!!!!

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*1:キモくて金のないオッサンが厳しい状況にあるのは、ここにあるのかも知れない。

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