私見だが、年収800万円未満の人、フォロワー1000人未満の人は、「副業」とか考えるのやめとき。
— 田端信太郎 @田端大学塾長である! (@tabbata) 2019年8月13日
その前に、本業で目の前の仕事でバリュー出すのが優先やろ。
二流は何やっても二流やぞ。 https://t.co/bEb7qG0OPD
最近Twitter界隈で「副業か?本業を頑張るか?」論争(というかいち個人の意見に対して噛みつく人や自分を否定されたような気分になった人の反論の応酬)がかしまし娘な気がするので、ここで私も2019年夏時点での自分のスタンスを書き留めておこう。
副業か?本業か?
私は後者、つまりまずは本業を頑張っといた方がいいと思う派である。
ただし、そう言われると自分を否定されたように感じる副業派の気持ちも分かる。なぜなら私もちょっと前までは「まずは本業を頑張れって『好きを仕事に』できたラッキーな人が言ってるんでしょ。ていうかなんか昭和」と思っていたから。
そんな私が、今なんと、仕事が楽しいと思ってるんですよ。自分にこんな日が訪れるとは!
だから、とりあえず本業を頑張ることに抵抗はないし、最近昇進したので可能なうちになるべく本業でお給料を上げとけ!という言葉もスッと入ってくる。あと年齢的にもいわゆる働き盛りに差し掛かっているのもある。
仕事楽しいのリアル
ちなみに、私にとって仕事が楽しいというのはどういう状態かについてはこちらの記事で書いた。
では楽しい仕事の要素は何かと言うと:
- 業務の一通りの流れは身に付いている
- されどよりチャレンジングな課題が継続的に訪れる
- ある程度自分の裁量で仕事を進められる
- 人間関係に特に問題がない(注:良好である必要はない)
- 働きに見合った報酬を受け取っている
他にオフィス環境は文句無しなど二次的なものもあるが、概ねこんな感じだろうか。…まぁ仕事に慣れたというのが大きなファクターである。
だから「石の上にも3年」とか言ってくるオッサン・オバハンは何も「私たちも嫌なことを我慢してきたんだから、あんたたちも我慢しなさい!!」と言いたい訳じゃなくて(そういう人もいるかも知れないが)、ただ慣れてないだけかも知れないのにポンポン仕事を変えても、慣れてない or 向いてないを見極められないんじゃないの?と思ってるのかも。
副業と本業の損益分岐点
空いた時間に副業でX万円稼ぐのは、本業で同じだけ収入を上げることより簡単に感じるかも知れない。
が、どこかで副業と本業の優位性が逆転する地点があるというのが私の考えだ。
それは単純に、副業である金額の収入を得ることは来年も同等かそれ以上の収入を得ることを意味“しない”のに対して、本業である金額の収入を得たら(クビになるか降格するか年収を下げて転職しない限り)来年以降も同等かそれ以上の収入を得る可能性が高いからだ。
もちろん会社や個人によるけれど、某外資系保険会社のような雇用形態でない限り、上記に大きな異論はないのではないだろうか?
さらに、本業で給与が上がる=取り組める仕事の質が上がることを意味する(より単価の高い顧客を持つ、マネジメントという新しい業務領域、etc.)。これが副業の収入が上がる場合、単純に労働量を増やすしかないという場合も多いのでは。もちろんマネタイズが上手い人等は別でしょうけれど。
まとめ
というわけで、結論を申し上げますと:
本業が向いていないのか慣れてないだけなのか分かるぐらいまで(具体的には3年でいかがでしょう)はとりあえず本業を頑張ってみて、経験・体力ともに働き盛りの30代ぐらいまでに本業の収入を自分的に十分上げておく
これが今のところの私のベストアンサー&スタンスです!!
……でも実は一番大事なのは、誰かのこういう言葉を鵜呑みにしないで、自分で考え自分で決めて、行動すること。