カナダに移住しました。
移住前のリアルタイムな心境やイベントについても、できるだけ更新できたらと思います!ではでは。
カナダ移住が決まりました - 外資系OLの眼鏡
こんな事を書いていましたが、結局この1〜2ヶ月バタバタして、Amazonプライムと筋トレの話ぐらいしか書けませんでした。笑
無事に到着して一息ついたので、この移住劇(?)を振り返ってみようとPCを開きました。言わずもがな、時差ボケで目が冴えてしまっているからでもあります。
渡航前最大の懸念
外出自粛によって時間は有り余る程だったので、各種事務作業(役所関連の手続きや荷物の発送など)は粛々と。コロナウイルスの影響で海外発送郵便物が大幅に遅れている点以外は、概ね予想以上にスムーズに進みました。
このコロナ禍で果たしてカナダに入国できるのか?という点もいろんな方が心配して下さいました。3月にカナダ政府が入国制限を発表した時点で、カナダ国民(夫)とカナダ永住権保持者(私)は入国制限の免除対象であると明記されていた点、それに伴いカナダ政府から「(上記免除対象者は)2020年以内ぐらいにカナダ入りしておいた方がいいよ〜」という連絡が来ていたことから、少なくとも今すぐ我々がシャットダウンされることはないと判断していました。
問題はカナダに飛べるか?という点。つまり、フライト面で不確定要素があったのです。
Can we fly to Canada?
当初予約していたエアカナダの成田ーモントリオール直行便が、渡航1ヶ月程前になってバンクーバー経由便に変更されました。直行便が楽で良いのはもちろんですが、減便の影響で仕方ないと思っていました。
出発まで1ヶ月を切った頃、そのバンクーバー経由便が突如キャンセルされました。既に家を引き払う日程も決まっていたので、家なし・職なしはキツいぞとさすがに焦りました。
結局、その日中にカナダのお義母さんがエアカナダに電話してくれて、1週間ほど後ろ倒しの日程で同じフライトを予約することができました。ホテル住まいが延びますが、背に腹は代えられぬということで一件落着。
…と思いきや!5月に入って、その代替フライトもキャンセルされた時は本当に焦りました。エアカナダが5月いっぱい日本ーカナダ間の全便運休を決定したことにより、代替案がいよいよ変なフライトしかない状況に。多すぎる乗り換えや長すぎるストップオーバーといった悪条件を飲んだとしても、他国乗り換えで一度入国してしまうと、コロナのため自己隔離期間が適応されてしまうリスクがあるのです。
6月以降もどうなるか分からないし、家も仕事もさすがにこの時点からリカバリーは難しい。さて、どうする…!?
一筋の光明が差した
頭を抱え込んでいた矢先、スクリーン上で唯一光り輝く青い光。
それは、ANAのバンクーバー直行便でした。
2020年5月初旬時点で、日本ーカナダ直行便を飛ばしているのはANAとJALのみ。私たちの希望日程で飛ぶのがANA便でした。
片道航空券・フルフレックスの正規運賃ということで目玉が飛び出そうな金額でしたが、これぞ背に腹は代えられぬ。夫や双方家族とも協議し、どんな手段を使ってでも出来るだけ早くカナダ入りすることを最優先事項としました。
夫の分も立て替えたため、過去最高額のカード決済に手を震わせながら、無事にポチる。バンクーバーからのカナダ国内線も確保し、安堵の溜息。
棚ボタでいい思いもする
束の間の安寧の時(?)を過ごした後、怒涛のゴミ捨てとパッキング、家を引き払い、当初から予定していた2日程のホテル生活へ。
家引き払ったので、ミニマリストごっこ🦧 pic.twitter.com/i2901eryRq
— Casey@外資系OLの眼鏡 (@lifeisajanico) 2020年5月10日
同棲期間から夫と約4年間を過ごした家。空っぽにして立ち去る時はやっぱりセンチメンタルでした。
……と名残惜しくも、ホテルからの眺望が豪華で即テンション上がるw
実は、当初予約していたホテルがコロナの影響で休業となり、先方が系列で代わりに用意下さったのがまさかの5つ星ホテル。もちろん当初宿泊予定だったホテルと同じ金額で…。
何度か予約先変更があった結果の、わらしべ長者的なホテルステイでした。笑
これまで郊外住まいだったため、初ウーバーイーツにはしゃぐなどしました。
旅立ちの日を迎える
万が一ANA便もキャンセルされたら…という不安がないわけではありませんでしたが、やはり日系エアラインには絶対的な信頼が置けます。無事に出発の朝を迎えました。
誰もいない空港。それもそのはず、私たちの搭乗便以外は軒並みキャンセルみたいでした…。
実家の両親は、コロナリスクを避けるため車で9時間(!)掛けて見送りに来てくれたのですが、もはや空港が一番人が少なくて安全にすら感じました。
空港の店舗も全然空いていなくて、数少ない営業中のラーメン屋さんで最後の晩餐を。
いよいよ保安検査場前で両親と涙々のお別れ…と思いきや、意外と普通に別れることができました。10年以上前に高校留学した時は、手紙や料金の高い国際電話が主な連絡手段でしたが、今はビデオ電話で気軽に「会う」ことが出来るからかなぁと思います。テクノロジーに感謝ですね。
…と言いつつ、機上で母からの手紙を読んで号泣しましたが。
さらばニッポン。旅行と違って、しばらくは帰って来ないというのが変な感じ。
でもまた来るよ!
ANA国際線は出張で乗って以来でしたが、サービス抜群、機内食が美味しくて、最高でした…。何よりこんな状況で飛んでくれて、スタッフの皆さんにも感謝の気持ちしかありません。もともとANAマイラーですが、一生ついて行きます!! そのためにも、航空業界生き残ってほしい。
Hello Canada!
無事にバンクーバーに到着し、カナダ国内線を乗り継いで、こちらの朝無事にモントリオールの夫実家に到着しました。
カナダ入国者は全員、無症状でも14日間の自己隔離が義務付けられています。家族との接触や、買い物や散歩も含めて一切外出禁止。夫実家が二世帯住宅的にリフォームしていたので、そこに住まわせてもらうことができたのです。当面、夫家族に食料や日用品の買い出しをお願いすることになります。
ここから、仕事を探し、家を探し、自分たちの生活を築いていくのにどれぐらい時間が掛かるか正直読めません。不安がないと言えば嘘になるけれど、とにかく今は無事にカナダに着いて、住む場所があるだけで有難や。
まずはゆっくり休んで、これからのことを考えたいと思います。今夜は時差ボケでなかなか寝つけそうにありませんが!
取り急ぎ :)