先日遅咲きのタンポンデビューを果たしたばかりの私。この記事でも前振りしていた通り、勢いで月経カップも使ってみたので早速レポします。どうした私!
なお今回も、生々しい表現を含め苦手な人はそっ閉じ下さいませ。
選択肢としてあり
結論から言うと、月経カップありです!大あり!!
この記事を読んでくれている方は、月経カップとは何ぞや?とか基本的な使い方については既に知っていると仮定して、使ってみたリアルな感想やメリット・デメリットを中心に書いていきます。
一応、私が購入したディーバカップ*1の日本語サイト置いときますね。
ガチレビュー&一人FAQ
では、私自身が使用前に疑問に思っていた点に答える形で、感想をお伝えします。
Q. 装着と取り出しは難しい?
A. 慣れるまで試行錯誤は必要だが、怖がることはないと思う。
タンポンの時同様、数々のサイトやブログ記事、動画を見てイメトレして挑んだ私。
確かに、タンポンよりも難易度が高いのは事実。要はタンポンのアプリケーターの代わりに、自力で膣内に挿入する感が強い。手はわりと血まみれになります。
取れなくなってパニックになった、産婦人科に行って取ってもらったといった経験談もたまに見かけますが、私の場合はその心配は無さそう。これ骨盤底筋の強さに左右されると思います。
取り出す時は毎回、小さい何かを産む感じ。
Q. 違和感はある?
A. タンポンと同じ感じ。
無痛ゾーンにちゃんと入っていれば、歩いたり座ったりしても違和感ないし、むしろ動いているうちに座りのいいところに収まるイメージ。笑
Q. 本当に12時間*2使えるの?
A. 私はまだ長時間着用はしていませんが、漏れて・溢れてこなければ可能だと思います。
折り畳んだ状態で挿入し、膣内できちんと開くことによって経血を受け止めてくれる仕組みの月経カップ。
正しく装着できていて、かつ経血がキャパを超えなければ、使用中にお手洗いも済ませられるし、規定時間までは交換しなくても衛生上問題ありません。
ただ私の場合、中でちゃんと開いていない時があるのか予備のナプキンにやや漏れてくることがあるのと、一旦外すとちょっとデリケートゾーンを休ませてあげたい気がするので、3〜4時間月経カップ→ナプキン→また月経カップというペースです。
それでもナプキンやタンポンより断然長持ちするので、大満足です。
使って実感した3つのメリット
では、使ってみたからこそ分かる月経カップのメリットについて考えます。
メリット① 生理中であることを忘れる
タンポン同様、あの「ドロッと感」がないというだけでこんなに快適なのか!と痛感します。運動はもちろん、家事や日常のちょっとした動作も、あの不快感や漏れへの恐怖によって抑制していたんだなぁと。
よくある「生理中は無理せず身体を休めましょう」という言葉。もちろんバイオリズム的にはそうすべきだと思いますが、せめて機能的な面で、生理によってパフォーマンスが制限されないのが理想ですよね。
連続使用時間が長い=交換頻度が少ないということは、それだけ生理を実感させられる機会が少ないというのもメリット。
メリット② ごみと臭いの問題が解消 or 軽減
ごみを減らすために月経カップに切り替える環境意識の高い方々とは異なり、完全に自分の都合で使い始めた私。笑
前述の通りナプキンも併用していますが、それでもナプキンのみ使用していた時と比較して、ごみ箱がパンパンにならずに済んでいます。
またよく耳にする「経血がナプキン等の繊維に付くことで臭いが発生するのであり、経血そのものは無臭である」という言説。これ、本当でした!取り出し後のカップからは全く臭わないのに、トイレットペーパーで手を拭いた途端にあの臭いがして実感。
ゆえに経血自体は不快ではなく、量や状態を目視できるのは良いことだと感じます。
メリット③ 自分の身体をより良く知るきっかけになる
メリット②とも関連しますが、わりとダイレクトにデリケートゾーンに触って取り扱う製品なので、おのずと「ここはこうなってるのか!」と発見があります。
でも本来、自分の身体は自分が一番良く分かっているべきですよね。私はいつも「自分の人生のハンドルは自分で握っていたい」と思っているのですが、身体についてもそうでありたいです。
使って実感した3つのデメリット
さてここまで月経カップの良さばかり語ってきましたが、デメリットも包み隠さず語ります。
デメリット① 洗面台が近くにないと厳しいかも
ご存知の通り欧米はバスルームにトイレがあり、私の職場のトイレも個室に洗面ボウルがあるので、取り出したカップを洗って装着するまで完結できます。
そうでない環境の方は、ネットの情報によると:
- (個室内で)ペットボトルの水で洗い流したりアルコール綿で拭いたりする
- (共有トイレで)他の人がいなくなるのを待って洗面所で洗い流す
といった策を講じているようですが、特に慣れるまではロジスティクス的にやや無理があるかも。できれば、家にいる時に使い始めるのがベストです。在宅ワークが多い現在は、そういう意味では月経カップを試す好機かも知れません。
デメリット② 取り扱いがデリケート
直接体内に入るものなので、脱着時に手を綺麗に洗うことはもちろん、取り出したらカップを洗い*3、月経期間の前後には煮沸消毒が必要です。
鍋での煮沸に抵抗がある場合、古い鍋などを月経カップ専用にするか、レンチンできるシリコン性の洗浄カップ付きの製品を購入すると良いでしょう。
▼単品でも売ってた:
デメリット③ 多少の汚れは覚悟
幸い、カップがパァーン!となって血がブシャァー!!という惨事はまだ起きていませんが、それでも夫が「トイレに血が落ちてた…」と言うので、どこに?と聞いたら「うーん…everywhere...」ということが。
目が悪いのでよく見えてなかったのですが、確かに細かい飛沫が床に転々と。使い始めの頃は特に気を付けた方が良さそうです。あと白い服も避けましょう。
とは言え、これも慣れです。
女性の新生活の味方
長々と語ってきましたが、つまるところ私の場合はデメリットを補って余るほどメリットが大きかったです。
やはりメリット①が一番大きくて、仕事や旅行から日常生活まで、生理によって制限される動作が減ることがQOL、ひいては幸福度の上昇に繋がります。
新生活を迎え、出張やイベントが多く、都合をつけるのが難しいという方もいるのではないでしょうか。使い始めこそコツや練習が必要ですが、慣れればきっと、アクティブに挑戦する女性の新生活において強い味方になってくれるはずです。
月経カップ、私はこれからも使ってみるつもりです!